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主語を抹殺した男 評伝 三上章(金谷武洋 著)

主語を抹殺した男 評伝 三上章(金谷武洋 著)
「日本語に主語はいらない」
日本語の文法構造を解明した主著『象は鼻が長い』などによって、日本語文法を英語の呪縛から解き放つ画期的理論を提唱。

その先駆性ゆえに長らく不遇をかこっていた悲運の天才日本語学者・三上章の波乱の生涯を描く初の評伝。
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『象は鼻が長い』では、「は」が表すのは主語ではなくて「主題」(トピック)だ、と主張している。
「主題」は文に義務的ではないが、もし主題がある場合には題述二本建(Topic-Comment)の有題文となる。主題とは、述語の間に文法関係も持たずに、たんに聞き手の注意を引くために文から切り取って「いいですか、これについて話しますよ」としめすためのものなのだった。

(「第1章 三上文法と出会う」より)
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◎Contents
▶︎序章 三上章を追いかけて
▶︎第1章 三上文法と出会う
 『序説』と『象』を読む
 主語が短文を越える
 「が」も主語を表さない
 三上文法で日本語教える
 ①動詞活用がない
 ②盆栽とクリスマス・ツリー
 ③主題をしめす助詞の「は」
 ④虫の視点と神の視点
 視点の異なる『雪国』
 チョムスキーでさえも
 人間、三上章を知りたい
 生涯にせまる ほか
▶︎第2章 幼年〜学生時代
 帰農した武家
 反骨精神
 人間的魅力にあふれる問題児
 山口高等学校へ
 あっさりと退学
 三高の友人たちと
 親友桑原武夫の言葉
 所属は理科、心は文科
 今西進化論のルーツ
 三上のピアノと宣長の鈴
 東京大学建築科受験
 東大での四年間 ほか
▶︎第3章 知的逍遥時代
 転地につぐ転地
 三上文法の芽生え
 台湾から朝鮮へ
 満州事変勃発
 帰国後の浪人生活
 芸術批評から日本語文法へ
 ヴァレリーと三上 ほか
▶︎第4章 街の語学者
 三上章の一九四一年
 筆名の暗号を解く
 契沖になりたかった
 文法学の師──佐久間鼎
 日本語をめぐる大論争
 目からウロコの「語法研究への一提訴」
 金田一春彦との出会い
 抹殺と黙殺
 反論に出会えない悔しさ
 ハーバート・ノーマンの手紙
 「新たな生涯、静かな余生」
 ローマ字運動
 『象は鼻が長い』誕生
 一九六三年の豊穣 ほか
▶︎第5章 晩年
 大谷女子大学教授に就任
 「いささか変わった先生」
 ハーヴァードからの招聘
 黒雲のごとくつのる不安
 寂しい帰国
 病室からみた花火
 待ちくたびれ、力尽きる
 天へ飛び立った鶴
▶︎終章 時空を超えて

三上章 年譜
参考文献
謝辞

絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:講談社
□date of issue:2006年 初版
□size:19.5x13.5cm
□page:285
□condition:経年なり・良好

» 評伝・ノンフィクション
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