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黄金の針 - 女流評傳(室生犀星 著)
室生犀星による、19人の女性作家についての最晩年の評伝集。『婦人公論』昭和35年1月号〜12月号の連載をまとめたもの。
老獪な目を利かせ、歯に衣着せぬ筆鋒で、一人ひとりの創作のあり方の本質に切り込んでおり、読み応えのある作家論となっている。
著者後書に「人を傷つけたことも、深くせんぎすればあつたかも判らぬが、私は雜誌のかかりの人に原稿は各作家に市販前の校正で閲見を乞ひ、いやなことは削除するからといふ申出を試みたが、誰一人としてここを削れといふ作家はゐなかつた」と記されている。
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森茉莉の文章は彼女自身が作り上げた物で、追従を許さない暗色感をたくみに漂わせ、讀みづらいがこくがあり讀者の目をしばらく惹き寄せて放さぬ體である。彼女は針の尖きのやうな線書きで、かりつと針で何かをしとめるのである。
(「森茉莉」より)
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◎Contents
圓地文子
吉屋信子
森茉莉
佐多稻子
小山いと子
林芙美子
中里恒子
曾野綾子
平林たい子
宇野千代
野上彌生子
幸田文
綾野菊
壺井榮
芝木好子
有吉佐和子
由起しげ子
横山美智子
大原富枝
後書
絶版または版元品切れ
ハードカバー 函あり
□publisher:中央公論社
□date of issue:1961年 初版
□size: 20x13.8cm
□page:217
□condition: 経年なり・普通 函 背ヤケ汚れシミ 本体 背ヤケ
★函の四隅にセロテープの貼り込みあり。本体見返しにセロテープ貼り跡
※本文ページは比較的きれいな状態です
» 評伝・ノンフィクション
https://narda.thebase.in/categories/1326666
老獪な目を利かせ、歯に衣着せぬ筆鋒で、一人ひとりの創作のあり方の本質に切り込んでおり、読み応えのある作家論となっている。
著者後書に「人を傷つけたことも、深くせんぎすればあつたかも判らぬが、私は雜誌のかかりの人に原稿は各作家に市販前の校正で閲見を乞ひ、いやなことは削除するからといふ申出を試みたが、誰一人としてここを削れといふ作家はゐなかつた」と記されている。
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森茉莉の文章は彼女自身が作り上げた物で、追従を許さない暗色感をたくみに漂わせ、讀みづらいがこくがあり讀者の目をしばらく惹き寄せて放さぬ體である。彼女は針の尖きのやうな線書きで、かりつと針で何かをしとめるのである。
(「森茉莉」より)
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◎Contents
圓地文子
吉屋信子
森茉莉
佐多稻子
小山いと子
林芙美子
中里恒子
曾野綾子
平林たい子
宇野千代
野上彌生子
幸田文
綾野菊
壺井榮
芝木好子
有吉佐和子
由起しげ子
横山美智子
大原富枝
後書
絶版または版元品切れ
ハードカバー 函あり
□publisher:中央公論社
□date of issue:1961年 初版
□size: 20x13.8cm
□page:217
□condition: 経年なり・普通 函 背ヤケ汚れシミ 本体 背ヤケ
★函の四隅にセロテープの貼り込みあり。本体見返しにセロテープ貼り跡
※本文ページは比較的きれいな状態です
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