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あまカラ - No.82 1958年 6月号

あまカラ - No.82 1958年 6月号
☆2024.8.11 再掲
『あまカラ』は、1951年から1968年まで刊行された菓子舗「鶴屋八幡」のPR誌。B6横づかいの瀟洒な装本、文人・著名人による食の随筆が人気を呼び、『銀座百点』などの先駆けとなりました。

「あまカラ」に長期連載された、大衆小説家・小島政二郎の『食ひしん坊』と、古川緑波の『ロッパ食談』は、ともに大きな反響を呼び、単行本化されベストセラーに。両名とも、「食」に深く通じた随筆家として、広く世に知られるようになりました。
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上方のだし巻結構である、あれは確かに、砂糖を使はないよさであらう。だが、砂糖を、ふんだんに用ゐた、関東式の卵焼の味も判つて貰はなくては困る。
砂糖もふんだんなら、味醂もドップリ使った卵焼に、大根おろしを、これも亦どつさりと醤油も勿論ジャブジャブと、誰はばかるところなく贅沢に消費して食ふのこそ、これが江戸の卵焼である。

(「ロッパ食談」古川緑波より)
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◎Contents
食ひしん坊 [77](小島政二郎)
好きなもの嫌いなもの(福島慶子、岡部伊都子、池田潔)
八百屋(小林勇)
食べもの俗談(中島健蔵)
いきつけの店
 大友(堀口大學)
さくら鯛(山本健吉)
味のロマンス(藤浦洸)
困りながらの食べもの談義(長沖一)
茶席の菓子(富・金・恒)
中華食味談(続)(石敢当)
ロッパ食談 [61] 食書ノート [6](古川緑波)
アイスクリン・かちわり(吉田三七雄)
日本の醤(写真・葛西宗誠)
スキヤキとサンドウィッチ(津村秀夫)
うま味ということ(坂口謹一郎)
ノイローゼを治した話(秋山徳蔵)
脂澤粉黛(邱永漢)
印旛沼記念(子母澤寛)
随園食単 [1](青木正児)
あまカラ通信

装画、山内金三郎

ソフトカバー 
□publisher:甘辛社
□date of issue:1958年
□size:18.6x12.5cm
□page:69
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み
本文・経年シミ(写真9枚目)

» 雑誌・ムック・小冊子
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