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めぐりの歌(安藤元雄 著)
現代における抒情詩のもっとも尖鋭な担い手として歩みを続けてきた著者が、20世紀の終わりに到達した境地を示す連作13篇。
小泉八雲、シャルル・ボードレール、西脇順三郎、ジュール・シュペルヴィエル……自らの支えとしてきた詩人たちの作品の一節がそれぞれの詩篇の冒頭に置かれている。
「現代詩のあらたな基盤を据える作品」と評され、第7回萩原朔太郎賞を受賞した。
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──はああれは先頃なくなりました。
小泉八雲
大きなひとつのめぐりの輪が
あと僅かで閉じようとするときに
(どこの暦の年だったか
それとも百年の収支の帳尻だったか)
ひとり またひとりと
立ち去っていく人々がいる
(「百年の帳尻」より)
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◎Contents
百年の帳尻
冬の蛹
血のしみた地
ながらえる者の嘆き節
庭のしずく
飛ばない凧
透明な犬
必敗の野
夏の終り
干からびた星
帰路
田ごとの顔
千年の帳尻
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:思潮社
□date of issue:1999年初版
□size:24.2x19.8 cm
□page:111
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ
奥付ページ 汚れ(写真6枚目)
裏見返し汚れラベル剥がし跡
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
小泉八雲、シャルル・ボードレール、西脇順三郎、ジュール・シュペルヴィエル……自らの支えとしてきた詩人たちの作品の一節がそれぞれの詩篇の冒頭に置かれている。
「現代詩のあらたな基盤を据える作品」と評され、第7回萩原朔太郎賞を受賞した。
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──はああれは先頃なくなりました。
小泉八雲
大きなひとつのめぐりの輪が
あと僅かで閉じようとするときに
(どこの暦の年だったか
それとも百年の収支の帳尻だったか)
ひとり またひとりと
立ち去っていく人々がいる
(「百年の帳尻」より)
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◎Contents
百年の帳尻
冬の蛹
血のしみた地
ながらえる者の嘆き節
庭のしずく
飛ばない凧
透明な犬
必敗の野
夏の終り
干からびた星
帰路
田ごとの顔
千年の帳尻
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:思潮社
□date of issue:1999年初版
□size:24.2x19.8 cm
□page:111
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ
奥付ページ 汚れ(写真6枚目)
裏見返し汚れラベル剥がし跡
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