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天と地の間(草間彌生 著)
☆2024.1.20 再掲
表題作「天と地の間」と「女の園」の2篇を収録した小説集。いずれも、著者の分身とも思われる、大人や男を恐れ蹂躙される〈少女〉を描いている。
「天と地の間」は、ニューヨークを舞台としていたそれまでの作品とは異なり、日本の神秘的な山を舞台に、蛇というモチーフを選び、生と性の横溢する世界を活写する幻視的物語。それは、長野県松本の自然の中で育ち、少女時代から幻覚や幻聴にさいなまれた自らの原風景なのかもしれない。
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文学? いや、これは来るべき「自然学」のまえぶれなのだ。
草間弥生は彼女のアートをもって、すでに来るべき女たちの時代の「自然」のフォルムを先取りした。彼女の開いた途はもはや閉ざされることはない。そのうえ彼女は、ここに、つぎの世紀に華開くであろう、ポルノグラフィ的思考の扉を押し開こうとしている。
(「帯文」中沢新一より)
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◎Contents
女の園[Women's Meadow]
天と地の間[Between Heaven and Earth]
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:而立書房
□date of issue:1988年 初版
□size:19x13.2cm
□page:153
□condition:経年なり・普通 カバー背薄ヤケ 小口シミ
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
表題作「天と地の間」と「女の園」の2篇を収録した小説集。いずれも、著者の分身とも思われる、大人や男を恐れ蹂躙される〈少女〉を描いている。
「天と地の間」は、ニューヨークを舞台としていたそれまでの作品とは異なり、日本の神秘的な山を舞台に、蛇というモチーフを選び、生と性の横溢する世界を活写する幻視的物語。それは、長野県松本の自然の中で育ち、少女時代から幻覚や幻聴にさいなまれた自らの原風景なのかもしれない。
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文学? いや、これは来るべき「自然学」のまえぶれなのだ。
草間弥生は彼女のアートをもって、すでに来るべき女たちの時代の「自然」のフォルムを先取りした。彼女の開いた途はもはや閉ざされることはない。そのうえ彼女は、ここに、つぎの世紀に華開くであろう、ポルノグラフィ的思考の扉を押し開こうとしている。
(「帯文」中沢新一より)
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◎Contents
女の園[Women's Meadow]
天と地の間[Between Heaven and Earth]
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:而立書房
□date of issue:1988年 初版
□size:19x13.2cm
□page:153
□condition:経年なり・普通 カバー背薄ヤケ 小口シミ
» 小説
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