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石膏色と赤(吉行淳之介 著、本目としみつ 装画)★再入荷
吉行淳之介が、自らの記憶の奥へと踏み込み、幼年期から初老期に至るまでの日々の心象風景、体験、交流のあった人々の印象などを余韻ゆたかに綴った随筆集。1976年に刊行された単行本の文庫化。
カバー装画には、著者の人生に大きな関わりをもつ女優・宮城まり子が運営する「ねむの木学園」の本目としみつの絵が使用されている。
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坂の向うの空で沈みかけていた、大きな夕日。また、鈍い白い光が漂うその下にあった夕暮の野原。幼年期に見た、この赤と白のふたつの夕暮とは、何だったのだろう? 冒頭の一篇のなかで、記憶をどこまで遡れるか考えているうちに、石膏色と赤い色に突き当たった。
(「あとがき」より)
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◎Contents
石膏色と赤
喘息の鬼
悪酒の時期
「驟雨」とその周辺
夢を見る技術
三島事件当日の午後
映画館の看板
花を喰う
松葉杖の花売娘
高峰秀子さんの手相
チャップリンと七匹の猿
紅茶キノコ
毒と薬
新戯作派についての独断と偏見
けむりと灰
香水
パチンコ雑話
不思議な平和の三十年
大晦日
追悼・舟橋聖一 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:講談社文庫
□date of issue:1980年 初版
□size:14.8x10.6cm
□page:220
□condition: 経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
経年シミ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
カバー装画には、著者の人生に大きな関わりをもつ女優・宮城まり子が運営する「ねむの木学園」の本目としみつの絵が使用されている。
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坂の向うの空で沈みかけていた、大きな夕日。また、鈍い白い光が漂うその下にあった夕暮の野原。幼年期に見た、この赤と白のふたつの夕暮とは、何だったのだろう? 冒頭の一篇のなかで、記憶をどこまで遡れるか考えているうちに、石膏色と赤い色に突き当たった。
(「あとがき」より)
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◎Contents
石膏色と赤
喘息の鬼
悪酒の時期
「驟雨」とその周辺
夢を見る技術
三島事件当日の午後
映画館の看板
花を喰う
松葉杖の花売娘
高峰秀子さんの手相
チャップリンと七匹の猿
紅茶キノコ
毒と薬
新戯作派についての独断と偏見
けむりと灰
香水
パチンコ雑話
不思議な平和の三十年
大晦日
追悼・舟橋聖一 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:講談社文庫
□date of issue:1980年 初版
□size:14.8x10.6cm
□page:220
□condition: 経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
経年シミ
» 随筆・エッセイ
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