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水と夢 - 物質の想像力についての試論(ガストン・バシュラール 著、小浜俊郎・桜木泰行 訳)
地・水・火・風という自然の要素を手がかりに、詩の現象学的解明を追求したバシュラールが「水」と夢の関わりを論じた記念碑的著作。
限りない変容性を有する「水」という存在がポエジーを形成していく意識の様相をさまざまに例示し、ゆたかな詩的言語を駆使して分析している。
本書をはじめとする中期の論考が深化し、最晩年の『夢想の詩学』『空間の詩学』へと結実してゆく。
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ところで原初的に明るいすべての水は、エドガー・ポーにとって暗くなるべき水であり、暗い苦悩を吸い込むであろう水なのだ。生命の水〔泉〕はすべてその運命が緩やかになり重たくなる水である。すなわちすべての生きている水は死につつある水である。(略)
水の傍での夢想もまた、水中に没する世界のように、おのれの死者たちを再び見出しつつ死んでゆくのである。
(「第二章 深い水 ー 眠っている水 ー 死んだ水。」より)
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◎Contents
序 想像力と物質
第一章 明るい水、春の水と流れる水。
ナルシシスムの客観的条件。愛する水
第二章 深い水 ー 眠っている水 ー 死んだ水。
エドガー・ポーの夢想における「重い水」
第三章 カロンのコンプレックス。
オフィーリヤのコンプレックス
第四章 複合的な水
第五章 母性の水と女性の水
第六章 純粋性と浄化。水の倫理
第七章 優しい水の覇権
第八章 荒れる水
結論 水のことば
深さの科学から頂点のポエジーまで ガストン・バシュラール論
(M. J. ルフェーヴ)
あとがき
絶版または版元品切れ
ハードカバー ビニールカバー 函
□publisher:国文社
□date of issue:1969年 初版
□size:22.3x15.7cm
□page:333
□condition:経年なり・可 函ヤケスレ汚れ傷みシミ 背ヤケ強破れ
ビニールカバー 切れ 経年シミ
本体は比較的良好な状態です
» 評伝・ノンフィクション
https://narda.thebase.in/categories/1326666
限りない変容性を有する「水」という存在がポエジーを形成していく意識の様相をさまざまに例示し、ゆたかな詩的言語を駆使して分析している。
本書をはじめとする中期の論考が深化し、最晩年の『夢想の詩学』『空間の詩学』へと結実してゆく。
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ところで原初的に明るいすべての水は、エドガー・ポーにとって暗くなるべき水であり、暗い苦悩を吸い込むであろう水なのだ。生命の水〔泉〕はすべてその運命が緩やかになり重たくなる水である。すなわちすべての生きている水は死につつある水である。(略)
水の傍での夢想もまた、水中に没する世界のように、おのれの死者たちを再び見出しつつ死んでゆくのである。
(「第二章 深い水 ー 眠っている水 ー 死んだ水。」より)
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◎Contents
序 想像力と物質
第一章 明るい水、春の水と流れる水。
ナルシシスムの客観的条件。愛する水
第二章 深い水 ー 眠っている水 ー 死んだ水。
エドガー・ポーの夢想における「重い水」
第三章 カロンのコンプレックス。
オフィーリヤのコンプレックス
第四章 複合的な水
第五章 母性の水と女性の水
第六章 純粋性と浄化。水の倫理
第七章 優しい水の覇権
第八章 荒れる水
結論 水のことば
深さの科学から頂点のポエジーまで ガストン・バシュラール論
(M. J. ルフェーヴ)
あとがき
絶版または版元品切れ
ハードカバー ビニールカバー 函
□publisher:国文社
□date of issue:1969年 初版
□size:22.3x15.7cm
□page:333
□condition:経年なり・可 函ヤケスレ汚れ傷みシミ 背ヤケ強破れ
ビニールカバー 切れ 経年シミ
本体は比較的良好な状態です
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