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ゆりかごの歌(増田れい子 著、山高登 装幀・カット)
戦後初めて採用された女性記者の一人として毎日新聞社に入り、エッセイストとしても多数の作品を著した増田れい子の随筆集。
自ら編集長を務めた毎日新聞の特集面「女のしんぶん」での連載をはじめ、雑誌、PR誌など、さまざなメディアに掲載した55篇を収録。
「荒海」と題された章は、多士済々な13名に取材した評伝集。わずか3〜5ページ程度の文章のなかに、それぞれの人生の光と影、そこから浮かびあがる喜怒哀楽が凝縮されている。
装幀・カットは、山高登。カバーをはずした本体の意匠も美しい。
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私は、このひとを“果敢なひと”と呼びたい。
ひとは誰しも、この人生を果敢に生きたいと思っているのではなかろうか。しかし、自分の地位とか名声とか家族のとまどいとかあれこれ考えると、怯懦に生きるほかないことが、しばしばある。
果敢にさびしく生きるか、怯懦にして安逸を選ぶか。たいていは後者である。どちらを選ぶも、自由である。そして、いずれを生きるも苦であろう。
北村太郎さんは、その性格から前者を生きることとなった。
(「荒海 — 北村太郎(詩人)」より)
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◎Contents
鏡のなか
いとしき紅
光る爪
耳のうしろ
なみだの曲
床屋さん
日差しを抱く椅子
布靴
杉の木
大樹
さつまいも
神津島にて
針を持つ
久保マサさん
ドーナツ
白い衿の車掌さん
荒海
母乳 山本高治郎(小児科医)
美声 花沢徳衛(俳優)
知恵 青柳昌宏(俳優)
主催 杉原泰雄(一橋大学教授)
広告 天野祐吉(「広告批評」編集長)
料理 檀太郎(CFプロデューサー)
荒海 北村太郎(詩人)
ゆりかごの歌
霧の奥
枯れ葉
孤燈
さんご色のモヘア
氷の花
かたわらの火
水辺 ほか
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:鎌倉書店
□date of issue:1985年 初版
□size:19.6x13.5cm
□page:202
□condition:経年なり・普通 カバースレあたり上端ヨレ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
自ら編集長を務めた毎日新聞の特集面「女のしんぶん」での連載をはじめ、雑誌、PR誌など、さまざなメディアに掲載した55篇を収録。
「荒海」と題された章は、多士済々な13名に取材した評伝集。わずか3〜5ページ程度の文章のなかに、それぞれの人生の光と影、そこから浮かびあがる喜怒哀楽が凝縮されている。
装幀・カットは、山高登。カバーをはずした本体の意匠も美しい。
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私は、このひとを“果敢なひと”と呼びたい。
ひとは誰しも、この人生を果敢に生きたいと思っているのではなかろうか。しかし、自分の地位とか名声とか家族のとまどいとかあれこれ考えると、怯懦に生きるほかないことが、しばしばある。
果敢にさびしく生きるか、怯懦にして安逸を選ぶか。たいていは後者である。どちらを選ぶも、自由である。そして、いずれを生きるも苦であろう。
北村太郎さんは、その性格から前者を生きることとなった。
(「荒海 — 北村太郎(詩人)」より)
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◎Contents
鏡のなか
いとしき紅
光る爪
耳のうしろ
なみだの曲
床屋さん
日差しを抱く椅子
布靴
杉の木
大樹
さつまいも
神津島にて
針を持つ
久保マサさん
ドーナツ
白い衿の車掌さん
荒海
母乳 山本高治郎(小児科医)
美声 花沢徳衛(俳優)
知恵 青柳昌宏(俳優)
主催 杉原泰雄(一橋大学教授)
広告 天野祐吉(「広告批評」編集長)
料理 檀太郎(CFプロデューサー)
荒海 北村太郎(詩人)
ゆりかごの歌
霧の奥
枯れ葉
孤燈
さんご色のモヘア
氷の花
かたわらの火
水辺 ほか
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:鎌倉書店
□date of issue:1985年 初版
□size:19.6x13.5cm
□page:202
□condition:経年なり・普通 カバースレあたり上端ヨレ
» 随筆・エッセイ
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