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旅と味(戸塚文子 著、赤穴桂子 装画)
1948年にJTB発行の雑誌『旅』の女性初の編集長となり、退社後、60年代に世界各地を旅してエッセイストとして活躍した、戸塚文子。
日本全国さまざまな土地の「味」を旅する随筆集。自分自身が本当においしいと感じた、幸福な記憶をたどりながら、各地の〈ふだん着〉の味わいを紹介している。
カバー画は、前衛抽象画家の赤穴桂子。
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むぎこがしは、子供の頃のなつかしいおやつの一つである。砂糖を加えた粉を、たっぷり茶碗に入れて、熱いお湯をそそぎこみながら、ワシづかみに握った二本の箸で、いきおいよくかき廻してねりあげる。
わざとお湯を入れ過ぎて、やわらかくし過ぎ、粉を追加したりするのは、すこしでもよけいに食べようとするコンタンである。
(「むぎこがし」より)
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◎Contents
てこね
けとばし
平戸のアゴ茶
月世界
石狩鍋
ミズ
めばりずし
サクラの花漬
ささ栗
天城のシシ鍋
鯛の子塩辛
むぎこがし
洋食「助六」
三面のシャケ
九十九島せんべい
外道の味
バッテラ
春告魚
芽株とろとろ
しょうろげ
漬物の運命
さくらんぼ
わりごそば
浜納豆
あん玉論争
丸子のとろろ汁
菊ごぼうの味噌漬
ブルコキ ほか
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:東京創元社
□date of issue:1958年 5版(1957年 初版)
□size:18.5x13.2cm
□page:207
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み小破れ
背ヤケ退色 経年シミ 小口茶シミ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
日本全国さまざまな土地の「味」を旅する随筆集。自分自身が本当においしいと感じた、幸福な記憶をたどりながら、各地の〈ふだん着〉の味わいを紹介している。
カバー画は、前衛抽象画家の赤穴桂子。
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むぎこがしは、子供の頃のなつかしいおやつの一つである。砂糖を加えた粉を、たっぷり茶碗に入れて、熱いお湯をそそぎこみながら、ワシづかみに握った二本の箸で、いきおいよくかき廻してねりあげる。
わざとお湯を入れ過ぎて、やわらかくし過ぎ、粉を追加したりするのは、すこしでもよけいに食べようとするコンタンである。
(「むぎこがし」より)
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◎Contents
てこね
けとばし
平戸のアゴ茶
月世界
石狩鍋
ミズ
めばりずし
サクラの花漬
ささ栗
天城のシシ鍋
鯛の子塩辛
むぎこがし
洋食「助六」
三面のシャケ
九十九島せんべい
外道の味
バッテラ
春告魚
芽株とろとろ
しょうろげ
漬物の運命
さくらんぼ
わりごそば
浜納豆
あん玉論争
丸子のとろろ汁
菊ごぼうの味噌漬
ブルコキ ほか
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:東京創元社
□date of issue:1958年 5版(1957年 初版)
□size:18.5x13.2cm
□page:207
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み小破れ
背ヤケ退色 経年シミ 小口茶シミ
» 随筆・エッセイ
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