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純潔について(中里恒子 著、岡鹿之助 装幀)
1939年に女性初の芥川賞作家となった中里恒子が、終戦から五年を経て刊行した随筆集。名だたる文筆家たちが生活文化への想を巡らす「思索叢書」全50巻の中の一冊。
交友のこと、旅行のこと、読書のこと、家庭のことなどが、日常の「生」をゆるがせにしない美意識に貫かれた、清澄かつ豊潤な文章で綴られている。
エッセイスト・熊井明子は、『私の部屋のポプリ』の中で、本書を愛読書として取り上げており、「欠點といふものはその人間の性格の中で、丁度指環の玉のやうに突出してゐる部分である」(「蛇嫌ひ・毛蟲嫌ひ」より)という文章を引用している。
70余年を経た本としては保存状態の良好な初版本。洋画家・岡鹿之助による瀟洒な装幀に魅了される。
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◎Contents
含蕊集
他處の花、水族館、老婦人、蛇嫌ひ・毛蟲嫌ひ …
覺書
貧富、うらおもて、胡蝶、眉、旅、星 …
生活に寄せて
美しい生活、自然の生活、結婚記念日、秩序 …
純潔について
若きG夫人への手紙
幸福なる風景
T夫人への手紙
海邊の日記
夏から秋へ移る頃の海、波と風、八月の茶碗 …
石榴を持つ聖母の手
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 元セロファン・帯あり
□publisher:池田書店
□date of issue:1950年 初版
□size:18.5x13cm
□page:285
□condition:経年なり・良好 カバーヤケスレ汚れ
元セロファン小破れ 三方ヤケ 小口点茶シミ
カバーを取り外した本体表紙は美麗な状態です(写真10枚目)
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
交友のこと、旅行のこと、読書のこと、家庭のことなどが、日常の「生」をゆるがせにしない美意識に貫かれた、清澄かつ豊潤な文章で綴られている。
エッセイスト・熊井明子は、『私の部屋のポプリ』の中で、本書を愛読書として取り上げており、「欠點といふものはその人間の性格の中で、丁度指環の玉のやうに突出してゐる部分である」(「蛇嫌ひ・毛蟲嫌ひ」より)という文章を引用している。
70余年を経た本としては保存状態の良好な初版本。洋画家・岡鹿之助による瀟洒な装幀に魅了される。
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◎Contents
含蕊集
他處の花、水族館、老婦人、蛇嫌ひ・毛蟲嫌ひ …
覺書
貧富、うらおもて、胡蝶、眉、旅、星 …
生活に寄せて
美しい生活、自然の生活、結婚記念日、秩序 …
純潔について
若きG夫人への手紙
幸福なる風景
T夫人への手紙
海邊の日記
夏から秋へ移る頃の海、波と風、八月の茶碗 …
石榴を持つ聖母の手
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 元セロファン・帯あり
□publisher:池田書店
□date of issue:1950年 初版
□size:18.5x13cm
□page:285
□condition:経年なり・良好 カバーヤケスレ汚れ
元セロファン小破れ 三方ヤケ 小口点茶シミ
カバーを取り外した本体表紙は美麗な状態です(写真10枚目)
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