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甘辛抄(小島政二郎 編)
1951年から1968年まで刊行された菓子舗「鶴屋八幡」のPR誌『あまカラ』に掲載された、文人・著名人による食の名随筆をセレクトしたアンソロジー第二集。
同誌に長期連載した「食いしん坊」で人気を博した作家・小島政二郎が、随筆の「目利き」として編者をつとめている。それぞれの文章の妙味が存分に味わえる42篇。
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うまいまづいの記憶は、たべるはうから云へばうまかつたことが記憶に遺り、こしらへるはうから云へばまづかつた記憶がのこるものだ。だから想ひ出のなかに台処の手柄は一ツもないという空しさだ。(略)
味は、うまくたべあげてゆく順序より、まづくたべさげてみたはうがわかりが早い、と私は思つてゐる。まづくたべさげた底が、しくじりの味だ。
(「念仏の味」幸田文より抜粋)
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◎Contents
中谷宇吉郎……西洋の浜焼
円地文子………食べる娯しみ
井上靖…………らくがん
三島由紀夫……わが半可食通記
新村出…………あまカラ還暦
阿部艶子………きんとん
飯沢匡…………舞台上の菓子
小林秀雄………蟹まんじゅう
幸田文…………念仏の味
式場隆三郎……天の美禄
鈴木信太郎……伸餅の思い出
秋山徳蔵………見栄と無駄 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:六月社
□date of issue:1958年 再版(1957年初版)
□size:18.8x13.5cm
□page:198
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み破れ 背ヤケ褪色
小口ヤケシミ 経年シミ 裏見返し ラベル剥がし跡
表見返しに日付・購入店書き込みあり
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
同誌に長期連載した「食いしん坊」で人気を博した作家・小島政二郎が、随筆の「目利き」として編者をつとめている。それぞれの文章の妙味が存分に味わえる42篇。
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うまいまづいの記憶は、たべるはうから云へばうまかつたことが記憶に遺り、こしらへるはうから云へばまづかつた記憶がのこるものだ。だから想ひ出のなかに台処の手柄は一ツもないという空しさだ。(略)
味は、うまくたべあげてゆく順序より、まづくたべさげてみたはうがわかりが早い、と私は思つてゐる。まづくたべさげた底が、しくじりの味だ。
(「念仏の味」幸田文より抜粋)
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◎Contents
中谷宇吉郎……西洋の浜焼
円地文子………食べる娯しみ
井上靖…………らくがん
三島由紀夫……わが半可食通記
新村出…………あまカラ還暦
阿部艶子………きんとん
飯沢匡…………舞台上の菓子
小林秀雄………蟹まんじゅう
幸田文…………念仏の味
式場隆三郎……天の美禄
鈴木信太郎……伸餅の思い出
秋山徳蔵………見栄と無駄 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:六月社
□date of issue:1958年 再版(1957年初版)
□size:18.8x13.5cm
□page:198
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み破れ 背ヤケ褪色
小口ヤケシミ 経年シミ 裏見返し ラベル剥がし跡
表見返しに日付・購入店書き込みあり
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