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東京たべあるき - 100円からのうまいもの(中屋金一郎 編著)
1960年(昭和35年)版の実用グルメガイド。エリアごとの「案内地図」とともに、「百円でたべられる店」「三百円より」といった具合に値段別の「うまいもの」が、さまざまに紹介されています。楽しく読めて、当時の外食事情がリアルにうかがえる資料となっています。
ちなみに、1960年当時の大卒者の初任給は「男子13,080円、女子12,520円」(『完結昭和国勢総覧』東洋経済新報社より)。100円の予算で、それなりのランチが食べられたようです。銀座の章から、少し引用してみます。
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銀座松屋まえの「らん月」は、舞子丼、親子丼、うな玉丼、ランチ百円でうまい。
沖縄料理の「翠麗」が東銀座の新橋際にある。沖縄美人が蛇皮線をひき、歌と踊りが見られる。一人前千円より。
フランス料理の「十八屋」は松屋の横町にある。およそかざり気のないせまい店だが、主人公のガンコな名人気質で客がある。一人前三百円ぐらい。
銀座七丁目五番地、資生堂の向う横町出雲橋の「はせ川」は昭和五年の創業だが、文士連がいくので有名である。客扱いもよい。ここでは一人前五百円だと、お通し、さしみ、揚物、楽しみ鍋。
ハードカバー ダストカバー
□publisher:北辰堂
□date of issue:1960年
□size:18.8x13.4cm
□page:257
□condition:経年なり・普通 ヤケ強スレ汚れ傷み 裏見返しにラベル剥がし跡
» 旅・料理
https://narda.thebase.in/categories/1326671
ちなみに、1960年当時の大卒者の初任給は「男子13,080円、女子12,520円」(『完結昭和国勢総覧』東洋経済新報社より)。100円の予算で、それなりのランチが食べられたようです。銀座の章から、少し引用してみます。
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銀座松屋まえの「らん月」は、舞子丼、親子丼、うな玉丼、ランチ百円でうまい。
沖縄料理の「翠麗」が東銀座の新橋際にある。沖縄美人が蛇皮線をひき、歌と踊りが見られる。一人前千円より。
フランス料理の「十八屋」は松屋の横町にある。およそかざり気のないせまい店だが、主人公のガンコな名人気質で客がある。一人前三百円ぐらい。
銀座七丁目五番地、資生堂の向う横町出雲橋の「はせ川」は昭和五年の創業だが、文士連がいくので有名である。客扱いもよい。ここでは一人前五百円だと、お通し、さしみ、揚物、楽しみ鍋。
ハードカバー ダストカバー
□publisher:北辰堂
□date of issue:1960年
□size:18.8x13.4cm
□page:257
□condition:経年なり・普通 ヤケ強スレ汚れ傷み 裏見返しにラベル剥がし跡
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