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オトナの社会科見学(赤瀬川原平・山下裕二 著、南伸坊 装幀、伊藤千晴 写真)
「日本美術応援団」を名乗り、日本美術の新しい見方と楽しみ方を追求する赤瀬川原平と美術研究者の山下裕二による対談集。書き下ろしと、月刊「東京人」「婦人公論」に掲載された記事をまとめたものとなっています。
「日本美術応援団」が、なにゆえ「社会科見学」を行うのか。赤瀬川原平自身によるまえがきに、その理由が記されています。
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日本美術応援団の対象とするものは、その名の通り日本の美術である。それがなぜ、社会科見学なのか。それは、時として社会も美術だからである。(中略)
社会のてっぺんにある国会議事堂、これがふと雪舟の水墨画に見えることはないだろうか。たとえば雪舟の「山水長巻」、あの中にごつんとした岩石がたびたび出てくる。国会議事堂を見上げていると、あの雪舟の岩山を見ているような感慨をもつのである。
別に深い意味はない。この言葉の中に何か大変な暗喩が隠れていたりするわけではなくて、ふとである。国会議事堂だって、ふと美術ではないか。
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ふと美術ではないか ー 超芸術「トマソン」を通じて、新しい「世界の見方」と楽しみ方を教えてくれた、赤瀬川原平らしさがにじみ出た言葉だと思います。
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:中央公論新社
□date of issue:2003年 初版
□size:19x12.8cm
□page:229
□condition:経年なり・良好
★本書の「文庫版」を下記にて販売中です。
https://narda.thebase.in/items/42509469
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
「日本美術応援団」が、なにゆえ「社会科見学」を行うのか。赤瀬川原平自身によるまえがきに、その理由が記されています。
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日本美術応援団の対象とするものは、その名の通り日本の美術である。それがなぜ、社会科見学なのか。それは、時として社会も美術だからである。(中略)
社会のてっぺんにある国会議事堂、これがふと雪舟の水墨画に見えることはないだろうか。たとえば雪舟の「山水長巻」、あの中にごつんとした岩石がたびたび出てくる。国会議事堂を見上げていると、あの雪舟の岩山を見ているような感慨をもつのである。
別に深い意味はない。この言葉の中に何か大変な暗喩が隠れていたりするわけではなくて、ふとである。国会議事堂だって、ふと美術ではないか。
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ふと美術ではないか ー 超芸術「トマソン」を通じて、新しい「世界の見方」と楽しみ方を教えてくれた、赤瀬川原平らしさがにじみ出た言葉だと思います。
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:中央公論新社
□date of issue:2003年 初版
□size:19x12.8cm
□page:229
□condition:経年なり・良好
★本書の「文庫版」を下記にて販売中です。
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