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桃花流水(城夏子 著、萩原朔美 装幀)
城夏子(1902-1995)は、17歳の頃から雑誌『令女界』などへ投稿し、1924年に少女小説集『薔薇の小径』(竹久夢二 装幀)を刊行。「抒情文学」に新境地を開き、生涯を通じて若々しい感性を失わず、多くの小説やエッセイを発表し続けました。1969年にはそれまでの生活をあっさりと捨て、自ら選んだ花と緑に囲まれた老人ホームに入居。その軽やかな生き方が、世間の人を驚かせました。
本書は、暮らしに愛情を注ぎ、小さな愉しさを増やしていく日々を綴ったエッセイ集。ピンク・緑・紺の配色が美しい装幀は、萩原朔太郎の孫にあたる萩原朔美によるもの。
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私はその建物が美しくて芝生のひろがった洋風の庭がびっくりするほど広くて、その庭が花だらけだということがまず気に入り、さっさと入居してしまいました。朝夕花に囲まれて暮らすという愉しさが私の流儀と合っていたからです。入居してからも老年にかかわりなく仕事も続ければ、おしゃれもします------。(帯文「私の人生読本」より)
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:中央公論社
□date of issue:1973年
□size:19x13.5cm
□page:223
□condition:経年なり・普通 見返し小汚れ カバー背ヤケ褪色
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
本書は、暮らしに愛情を注ぎ、小さな愉しさを増やしていく日々を綴ったエッセイ集。ピンク・緑・紺の配色が美しい装幀は、萩原朔太郎の孫にあたる萩原朔美によるもの。
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私はその建物が美しくて芝生のひろがった洋風の庭がびっくりするほど広くて、その庭が花だらけだということがまず気に入り、さっさと入居してしまいました。朝夕花に囲まれて暮らすという愉しさが私の流儀と合っていたからです。入居してからも老年にかかわりなく仕事も続ければ、おしゃれもします------。(帯文「私の人生読本」より)
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:中央公論社
□date of issue:1973年
□size:19x13.5cm
□page:223
□condition:経年なり・普通 見返し小汚れ カバー背ヤケ褪色
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