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詩集 混成曲として歌われる雅歌(安宅啓子 著)

詩集 混成曲として歌われる雅歌(安宅啓子 著)
70〜80年代の石川県詩壇に足跡を残す、安宅啓子の第一詩集。

荘厳華麗なレトリックを駆使して、エロスとタナトスがせめぎあう詩的世界を構築する。

装幀:大場吉美
カット:斉藤久子
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死者たちの千年に一度の祭りに、
少女は 死神から父親がするように ゆり起こされる。
少女の身体は 長い間樹木の根に眠っていたので
水菓子のようにすき透っていて冷たい。

(「少女 ─ 第四の歌」より)
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◎Contents
▶︎第一部 混成曲として歌われる雅歌
 第一番 深く死に瀕している 私のためのバラード
 第二番 巡礼の歌
 第三番 降臨
 第四番 頌栄
▶︎intermezzo
▶︎第二部 少女
 第一の歌(神聖な野辺の支配者 ヒマワリの胸に)
 第二の歌(半陰陽の月が血のりを吹きながら)
 第三の歌(みだれる光を背にうけて 森の泉で)
 第四の歌(死者たちの千年の一度の祭りに)
 第五の歌(少女が ふと目をさますと)
 第六の歌(冬が迫っているというのに)
▶︎第三部 水に関する若干の考察
 奈落の祭典
 修行僧または有翼の舌
 彷徨
 絞首台のバラード
 海辺まで。あるいは夏 家族及び弟妹たちと内灘砂丘に
  ドライブしたときに得た老女のイメージ
 精神の生長

絶版または版元品切れ
ハードカバー
□publisher:北国出版社
□date of issue:1969年 初版
□size:22.8x18.2cm
□page:73
□condition:経年なり・普通 表紙スレ汚れ
ビニールカバーヤケ強
裏見返しページのど剥がれ(写真5枚目)
★扉ページに著者署名あり

» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
¥1,800 SOLD OUT

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