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無絃琴（内田百閒 著）- 旺文社文庫 全作品集 ★再入荷・難あり
百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。
四十四歳の時に刊行し一躍文名を高めた「百鬼園随筆」「続百鬼園随筆」に続く、第三随筆文集。飄逸滑稽と枯淡夢幻の混淆が醸し出す、無類の文章世界が冴えわたる。
漂白の版画家・谷中安規の交流を描く「弾琴図」、芥川龍之介の思い出をたどる「河童忌」、怪しげな宿屋を舞台とした幻想小説「白猫」など、三十三篇を収録。
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私の所蔵する遺品の中に、漱石先生の鼻毛がある。今この稿を草するに当たつて、そつて開けて見たら、大変長いのや、短かいの合はせて丁度十本あつた。その内二本は金髪である。
吾輩ハ猫デアルの苦沙彌先生は「足りん筈はない。医者へも薬札は済ましたし、本屋へも先月拂つたぢやないか。今月は餘らなければならん」と済まして、抜き取つた鼻毛を天下の奇観のごとく眺めてゐる。
（「漱石遺毛」より）
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◎Contents
弾琴図
校長就任式
検閲使
絹帽
虎の尾
漱石遺毛
薄目くら
盲人運動会
砂利場大将
風船画伯
旅愁
訓狐
解夏宵行
殺生
菊世界
鶯の夜渡
竹酔日
老提督
豫行
学校騒動餘殃
曾遊
搔痒記
駒込曙町
竹杖記
河童忌
今朝冬
炎煙鈔
一夜会
海鼠
風稿録
夕立鰻
梅雨韻
白猫
解説：高橋英夫
「無絃琴」雑記：平山三郎
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher：旺文社文庫
□date of issue：1981年 初版
□size：15x11cm
□page：220
□condition：経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ 小口シミ
★扉ページに修正液での蔵書印消し跡
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
四十四歳の時に刊行し一躍文名を高めた「百鬼園随筆」「続百鬼園随筆」に続く、第三随筆文集。飄逸滑稽と枯淡夢幻の混淆が醸し出す、無類の文章世界が冴えわたる。
漂白の版画家・谷中安規の交流を描く「弾琴図」、芥川龍之介の思い出をたどる「河童忌」、怪しげな宿屋を舞台とした幻想小説「白猫」など、三十三篇を収録。
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私の所蔵する遺品の中に、漱石先生の鼻毛がある。今この稿を草するに当たつて、そつて開けて見たら、大変長いのや、短かいの合はせて丁度十本あつた。その内二本は金髪である。
吾輩ハ猫デアルの苦沙彌先生は「足りん筈はない。医者へも薬札は済ましたし、本屋へも先月拂つたぢやないか。今月は餘らなければならん」と済まして、抜き取つた鼻毛を天下の奇観のごとく眺めてゐる。
（「漱石遺毛」より）
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◎Contents
弾琴図
校長就任式
検閲使
絹帽
虎の尾
漱石遺毛
薄目くら
盲人運動会
砂利場大将
風船画伯
旅愁
訓狐
解夏宵行
殺生
菊世界
鶯の夜渡
竹酔日
老提督
豫行
学校騒動餘殃
曾遊
搔痒記
駒込曙町
竹杖記
河童忌
今朝冬
炎煙鈔
一夜会
海鼠
風稿録
夕立鰻
梅雨韻
白猫
解説：高橋英夫
「無絃琴」雑記：平山三郎
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher：旺文社文庫
□date of issue：1981年 初版
□size：15x11cm
□page：220
□condition：経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ 小口シミ
★扉ページに修正液での蔵書印消し跡
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
