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楽屋の窓から(宮城まり子 著)

楽屋の窓から(宮城まり子 著)
芸能活動でのエピソード、谷内六郎や菊田一夫との交流、吉行淳之介との愛憎、そして、ねむ木の子どもたちのこと──週刊読売での連載ほか、全42篇を収録したエッセイ集。

自らの心の声に突き動かされて、真っ正直に歩む一人の女性のライフヒストリー。本書が刊行された年に、記録映画『ねむの木の詩』によって、第6回国際赤十字映画祭で銀メダル賞を受賞している。
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いろんなことが私の上に起きた。弟が死んだ。人を愛した。その愛はずっーと続いたまま。逢いたさに悲しくて泣いた夜もかぞえきれないほどある。雨にぬれて、人に顔を見られないよう歩いた。たのしかった夜もある。けんかをしたことも。そして父が死んだ。(略)
私は一人ぼっちになった。そして、そんな悲しさにたえられ仕事に行けるのも、自分が健康であることに気がつき、「ガード下のクツみがき」のころ知った、脳性マヒ児のことから、ねむの木学園を建てた。

(「幸せな女」より)
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◎Contents
▶︎1楽屋の窓から
 鳥になった朝
 知らない街を 歩いてみたい
 夜光虫の飛んだ夜
 高見順先生のこと
 生きているイビキ
 こわい こわい夜
 ホテルの部屋
 天使が通る時
 明治の人
 白いハンカチ
 大きな台風のように
 白い帽子
 舞台げいこの日
 あの、もう一言
 思いやり
 ある日思ったこと
 枯れ葉っぱ色の犬
 ガラスの雨つぶ
 ある一冊の詩集
 カミサマへの手紙
 幸せな女
 安心感と自信と汗
 小さな友達
 マリアとマリコ
 知らない国からの手紙
 秋の深い夜
 美しいナと思った本
 広い空 遠い雲
 鬱の日
 マメとブランコ
 さよなら ありがと
▶︎2 私
 私
 まり子料理
 コーヒー茶碗と私
 菊田一夫先生のこと
 貧乏ぜいたく
 うす紫色の母
 涙のマーチ
 ちいさな車椅子
 悲しい偏見
 女友達
 ワンカットの子
 子供達の十三年

絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:講談社
□date of issue:1974年 初版
□size:18.6x13.5cm
□page: 283
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み
経年シミ 小口シミ
★裏表紙 ボールペン書き込み(写真6枚目)

» 随筆・エッセイ
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