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幸田文のマッチ箱(村松友視 著)

幸田文のマッチ箱(村松友視 著)
☆2025.1.22 再掲
「軀を痛め、軀を使って」人生を歩み、作品を書き続けた幸田文の足跡を綿密にたどる〈渾身〉の評伝。

1964年、駆け出しの編集者だった村松友視は、幸田文に「婦人公論」向けのコラムを依頼。親子ほど歳の離れた友人として付き合うようになり、その人と作品に強く惹かれていった。

巻頭のカラー写真は、幸田文が自らの「手」を使って千代紙を貼り込んだ銀行のマッチ箱。幸田邸を訪れるたびに手土産として持ち帰ったもので、本書の表題は、そのエピソードにちなんで付けられている。
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「あたしは、自分が物を書かせてもらってるって気があるから、何か軀を痛めないと申し訳なくってねえ」
「軀を痛める……」
「どこかへ旅に出るとか、山へ登るとかね、何か軀を使わないと」

(「第一章 幸田文のマッチ箱」より)
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◎Contents
第一章 幸田文のマッチ箱
第二章 母の死から
第三章 継母のいる風景
第四章 みそっかすの眼
第五章 露伴の躾
第六章 〈おとうと〉の色
第七章 結婚と性
第八章 〈流れる〉季節
第九章 語り口と文体
第十章 この世学問
第十一章 斑鳩の渾身
第十二章 〈崩れ〉の宇宙
あとがき

解説:坪内祐三

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:河出文庫
□date of issue:2009年 初版
□size:15.1x10.6cm
□page:276
□condition: 経年なり・良好

» 評伝・ノンフィクション
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¥500

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