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記憶の中の幸田一族(青木玉 対談集)
☆2025.1.18 再掲
祖父・幸田露伴、母・幸田文の思い出を仔細にたどりながら、ゆかりの深い作家・評論家・編集者たちと交わした対話9篇を収録した対談集。
明治・大正・昭和を生きた幸田家の人々の生き方、「家事」の美学、そして知られざる素顔が浮かび上がる。
1997年に刊行された単行本『祖父のこと 母のこと』を改題文庫化。
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母はわりあい早くから「あたしは死ぬ、死ぬ」って騒いでいた人です。もう、すぐ死にたくなる(笑)。「こんなの面倒くさくて、もう死んじゃいたい」とくる。「死ぬ、死ぬと言う人に限って、長生きするそうよ」と言ってたんですけどね。
そういうあたしの謀反気みたいなものを感じてたのかしらね、お葬式のことを楽しみのように言っていました。こうやって、こういうふうな段取りにしたいとか。あたしが何か言うと「あたし、そういうんじゃないのをやりたいんだ」とか言うんです。
(「母を語る ─ 岡崎満義」より)
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◎Contents
母を語る ─ 岡崎満義
祖父のこと、母のこと ─ 松山巌
幸田文 ー 人と作品 ─ 高井有一・小島千加子
小石川春秋 ─ 小田島雄志・村松友視
「小石川の家」のこと ─ 小森陽一
記憶の中の幸田一族 ─ 近藤信行
躾は真剣勝負 ─ 堀文子
「帰りたかった家」のこと ─ 鈴木健次
西の育ち、東の育ち ─ 杉本秀太郎
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher: 講談社文庫
□date of issue:2009年 初版
□size:14.8x10.5cm
□page:287
□condition:経年なり・良好
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
祖父・幸田露伴、母・幸田文の思い出を仔細にたどりながら、ゆかりの深い作家・評論家・編集者たちと交わした対話9篇を収録した対談集。
明治・大正・昭和を生きた幸田家の人々の生き方、「家事」の美学、そして知られざる素顔が浮かび上がる。
1997年に刊行された単行本『祖父のこと 母のこと』を改題文庫化。
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母はわりあい早くから「あたしは死ぬ、死ぬ」って騒いでいた人です。もう、すぐ死にたくなる(笑)。「こんなの面倒くさくて、もう死んじゃいたい」とくる。「死ぬ、死ぬと言う人に限って、長生きするそうよ」と言ってたんですけどね。
そういうあたしの謀反気みたいなものを感じてたのかしらね、お葬式のことを楽しみのように言っていました。こうやって、こういうふうな段取りにしたいとか。あたしが何か言うと「あたし、そういうんじゃないのをやりたいんだ」とか言うんです。
(「母を語る ─ 岡崎満義」より)
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◎Contents
母を語る ─ 岡崎満義
祖父のこと、母のこと ─ 松山巌
幸田文 ー 人と作品 ─ 高井有一・小島千加子
小石川春秋 ─ 小田島雄志・村松友視
「小石川の家」のこと ─ 小森陽一
記憶の中の幸田一族 ─ 近藤信行
躾は真剣勝負 ─ 堀文子
「帰りたかった家」のこと ─ 鈴木健次
西の育ち、東の育ち ─ 杉本秀太郎
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher: 講談社文庫
□date of issue:2009年 初版
□size:14.8x10.5cm
□page:287
□condition:経年なり・良好
» 随筆・エッセイ
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