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あまカラ - No.139 1963年 3月号
☆2024.8.11 再掲
『あまカラ』は、1951年から1968年まで刊行された菓子舗「鶴屋八幡」のPR誌。B6横づかいの瀟洒な装本、文人・著名人による食の随筆が人気を呼び、『銀座百点』などの先駆けとなりました。
老いの生と食について、諧謔味のある文章で綴る随筆「長生き話」が面白い。著者は、大正時代にモダニズム詩人として活躍し、戦後・児童詩誌『きりん』の創刊編集に関わった、竹中郁。
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わたくしの母のことをかく。ゆるしていただきたい。
母は数え年で八十七歳、来年が米寿の祝というところである。(略)
母は八十七歳になるまで、じつに満遍なく食べる癖をもっているといえる。その土台には好奇心の旺盛がたむろしているのはたしかで、一ぺん手にとってみたい、一ぺん舌に乗せてみたい、一ぺん自分のものにしたい。そんな好奇心が生きる土台になっているに違いない。
(「長生き話」絵と文 竹中郁より)
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◎Contents
食ひしん坊 [133](小島政二郎)
そばを食う(中村光夫)
行きつけの店
都寿司(宮尾しげを)
中華第一楼(池波正太郎)
光亭(棟方志功)
スペインの食べ物[1}(荒正人)
零下十度のたべもの(鈴木彦次郎)
みつ子夫人(渡邊喜恵子)
ラ・ベル・エポック(瀧澤敬一)
山の味とその思い出(岡部一彦)
珍料理(深見和夫)
さんた・からなの白魚(高谷八重)
かき(写真 葛西宗誠)
酒談義[4](吉田健一)
鼻毛(夏目伸六)
天然記念人(狩野近雄)
京のお台所メモ(國分綾子)
冬帽子(安藤鶴夫)
熊本の朝鮮飴(今東光)
湯布院の味(戸塚文子)
長生き話(絵と文 竹中郁)
おぼろ椀(辻嘉一)
ソフトカバー
□publisher:甘辛社
□date of issue:1963年
□size:18.6x12.5cm
□page:72
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み
裏表紙に濡れシミ・折れ目(写真10枚目)
» 雑誌・ムック・小冊子
https://narda.thebase.in/categories/1608327
『あまカラ』は、1951年から1968年まで刊行された菓子舗「鶴屋八幡」のPR誌。B6横づかいの瀟洒な装本、文人・著名人による食の随筆が人気を呼び、『銀座百点』などの先駆けとなりました。
老いの生と食について、諧謔味のある文章で綴る随筆「長生き話」が面白い。著者は、大正時代にモダニズム詩人として活躍し、戦後・児童詩誌『きりん』の創刊編集に関わった、竹中郁。
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わたくしの母のことをかく。ゆるしていただきたい。
母は数え年で八十七歳、来年が米寿の祝というところである。(略)
母は八十七歳になるまで、じつに満遍なく食べる癖をもっているといえる。その土台には好奇心の旺盛がたむろしているのはたしかで、一ぺん手にとってみたい、一ぺん舌に乗せてみたい、一ぺん自分のものにしたい。そんな好奇心が生きる土台になっているに違いない。
(「長生き話」絵と文 竹中郁より)
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◎Contents
食ひしん坊 [133](小島政二郎)
そばを食う(中村光夫)
行きつけの店
都寿司(宮尾しげを)
中華第一楼(池波正太郎)
光亭(棟方志功)
スペインの食べ物[1}(荒正人)
零下十度のたべもの(鈴木彦次郎)
みつ子夫人(渡邊喜恵子)
ラ・ベル・エポック(瀧澤敬一)
山の味とその思い出(岡部一彦)
珍料理(深見和夫)
さんた・からなの白魚(高谷八重)
かき(写真 葛西宗誠)
酒談義[4](吉田健一)
鼻毛(夏目伸六)
天然記念人(狩野近雄)
京のお台所メモ(國分綾子)
冬帽子(安藤鶴夫)
熊本の朝鮮飴(今東光)
湯布院の味(戸塚文子)
長生き話(絵と文 竹中郁)
おぼろ椀(辻嘉一)
ソフトカバー
□publisher:甘辛社
□date of issue:1963年
□size:18.6x12.5cm
□page:72
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み
裏表紙に濡れシミ・折れ目(写真10枚目)
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