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現代詩手帖 1972年12月号「現代詩年鑑 '73」(瀧口修造 装画)
☆2024.1.7 再掲
1972年に発表された作品のアンソロジー、クロニクルによって構成され、詩壇の動向を展望する「現代詩年鑑 '73」。表紙絵、瀧口修造。表紙目次構成、粟津潔。
座談会「明日の詩を志向する」では、錚々たる面々が膝を突き合わせて詩論を戦わせるなか、高橋睦郎が冒頭で言い放つ「もともと〈現代〉という形容詞のついた詩には何の興味もないんですけどね」と身も蓋もない発言に、妙に「らしさ」を感じる。
アンソロジーには、1972年にH氏賞を受賞した粒来哲蔵をはじめ、79名の作品が収載されている。
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そのまま歩け。ふやけた胡桃のつれづれを、一足ごとに己の幹に擦りつけ。歩くのだ。幹それ自体であるように。幹に属する父の神話は、毛深い森に焼き捨てろ。
(「海 — わが子の性に」粒来哲蔵より)
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◎Contents
〈座談会〉
明日の詩を志向する(高橋睦郎、渡辺武信、岡田隆彦、鈴木志郎康、清水昶)
〈詩〉
闘牛(飯島耕一)
水銀が沈んだ日(田村隆一)
エピローグ(西脇順三郎)
状況(石垣りん)
〈演技者の夕暮れ〉に(吉本隆明)
魔術(吉増剛造)
ピアノ幻想(清岡卓行)
事物のフォークロア(寺山修司)
賣島(多田智満子)
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった(谷川俊太郎)
果実と種子・滝(吉野弘)
音痴(帷子耀)
犬吠町(佐々木幹郎)
船とその歌(安藤元雄)ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:思潮社
□date of issue:1972年
□size:20.9x14.8cm
□page:246
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 背小破れ
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
1972年に発表された作品のアンソロジー、クロニクルによって構成され、詩壇の動向を展望する「現代詩年鑑 '73」。表紙絵、瀧口修造。表紙目次構成、粟津潔。
座談会「明日の詩を志向する」では、錚々たる面々が膝を突き合わせて詩論を戦わせるなか、高橋睦郎が冒頭で言い放つ「もともと〈現代〉という形容詞のついた詩には何の興味もないんですけどね」と身も蓋もない発言に、妙に「らしさ」を感じる。
アンソロジーには、1972年にH氏賞を受賞した粒来哲蔵をはじめ、79名の作品が収載されている。
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そのまま歩け。ふやけた胡桃のつれづれを、一足ごとに己の幹に擦りつけ。歩くのだ。幹それ自体であるように。幹に属する父の神話は、毛深い森に焼き捨てろ。
(「海 — わが子の性に」粒来哲蔵より)
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◎Contents
〈座談会〉
明日の詩を志向する(高橋睦郎、渡辺武信、岡田隆彦、鈴木志郎康、清水昶)
〈詩〉
闘牛(飯島耕一)
水銀が沈んだ日(田村隆一)
エピローグ(西脇順三郎)
状況(石垣りん)
〈演技者の夕暮れ〉に(吉本隆明)
魔術(吉増剛造)
ピアノ幻想(清岡卓行)
事物のフォークロア(寺山修司)
賣島(多田智満子)
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった(谷川俊太郎)
果実と種子・滝(吉野弘)
音痴(帷子耀)
犬吠町(佐々木幹郎)
船とその歌(安藤元雄)ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:思潮社
□date of issue:1972年
□size:20.9x14.8cm
□page:246
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 背小破れ
» 詩歌・その他
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