Item
生活の随筆6「訓」(三島由紀夫ほか 著・柳原良平 装幀)
☆2024.1.4 再掲
柳原良平のスマートな装幀・カットに魅了される、随筆アンソロジー全12巻の第6巻。「訓」(人生訓)をテーマとした名随筆を収録。次回の配本に向けた栞にも、柳原良平の絵があしらわれている。
三島由紀夫、吉行淳之介、遠藤周作、有吉佐和子という、稀代の文学者たちによって示される「人生訓」は、もちろん通り一遍ではない。人間の奥底を見つめ、逆説、諷刺、諧謔、洞察に満ちた言説を記している。
------------------------------
子供の考えというのは怖しいもので、コクトオが書いているあるフランスの中学校の寄宿舎の話で、友だちの我儘を訴えた生徒たちに、
「あなた方は自分たちの問題を自分たちで処理する習慣をつけなければいけません」
と言ったところが、あくる朝、その我儘な生徒が、縛り首にされている死体が発見されたというのです。これは大人の抽象的人生訓に従うことが、子供をしてそのまま正当に罪を犯させた面白い例です。
(「不道徳教育講座」 三島由紀夫より)
------------------------------
◎Contents
不道徳教育講座……三島由紀夫
恋愛作法……………吉行淳之介
恐妻武者修行………遠藤周作
新女大学……………有吉佐和子
絶版または版元品切れ
ソフトカバー 函 次回配本の栞(味、動物)
□publisher:筑摩書房
□date of issue:1962年 初版
□size:18.2x13cm
□page:398
□condition:経年なり・普通 函スレ汚れ傷み 小口点シミ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
柳原良平のスマートな装幀・カットに魅了される、随筆アンソロジー全12巻の第6巻。「訓」(人生訓)をテーマとした名随筆を収録。次回の配本に向けた栞にも、柳原良平の絵があしらわれている。
三島由紀夫、吉行淳之介、遠藤周作、有吉佐和子という、稀代の文学者たちによって示される「人生訓」は、もちろん通り一遍ではない。人間の奥底を見つめ、逆説、諷刺、諧謔、洞察に満ちた言説を記している。
------------------------------
子供の考えというのは怖しいもので、コクトオが書いているあるフランスの中学校の寄宿舎の話で、友だちの我儘を訴えた生徒たちに、
「あなた方は自分たちの問題を自分たちで処理する習慣をつけなければいけません」
と言ったところが、あくる朝、その我儘な生徒が、縛り首にされている死体が発見されたというのです。これは大人の抽象的人生訓に従うことが、子供をしてそのまま正当に罪を犯させた面白い例です。
(「不道徳教育講座」 三島由紀夫より)
------------------------------
◎Contents
不道徳教育講座……三島由紀夫
恋愛作法……………吉行淳之介
恐妻武者修行………遠藤周作
新女大学……………有吉佐和子
絶版または版元品切れ
ソフトカバー 函 次回配本の栞(味、動物)
□publisher:筑摩書房
□date of issue:1962年 初版
□size:18.2x13cm
□page:398
□condition:経年なり・普通 函スレ汚れ傷み 小口点シミ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
