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愛のいたみを(入江美樹 著、松任谷国子 画)- 新書館フォアレディース75 ★再入荷

愛のいたみを(入江美樹 著、松任谷国子 画)- 新書館フォアレディース75 ★再入荷
60年代〜80年代に、女性向けの詩集、小説、エッセイなどを、スクエアな判型のしゃれたブックデザインで発行していた「新書館フォアレディース」シリーズより。

1958年に雑誌『装苑』でモデルデビューし、女優としても活躍したのち、小澤征爾夫人となった、ヴェラさんこと入江美樹による詩集。二度ともどってこない「心のうごきの大事な一瞬」をとらえた、物語のような、歌のような詩の数々を、洋画家・松任谷国子が翳り深い女性画で彩っている。

母である料理研究家・入江麻木、高橋睦郎が跋文を寄せている。

アートディレクション:宇野亜喜良
表紙・本文絵:松任谷国子
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詩人が死んだら
友だちは みんな泣くでしょう
教会に あつまって

詩人の不在が 心をしめつける夕ぐれには
詩人の のこした詩を歌って
詩人のことだけ 話すでしょう

(「詩人が死んだ」より)
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◎Contents
★テンヲナクシタテントウムシ
  テンヲナクシタテントウムシ
  ゆうべ
  だあれもいない
  夏はもうこない
  幼い日の夢のなかで
  ウェディングドレスと涙のベール
  しあわせという名のウエディング
  愛のいたみを
  白い霧の降る森
  幼い愛のおわり
★わたしひとりの部屋
  蜘蛛のあみ
  白のバラード
  みどり色の香り
  さびついた窓
  遠い道
  さみしい夢
  詩人が死んだ
  カラッポの詩
  白いゆびさき
  よるがくるから
  異国の旅に病んで
  よろこびの日まで
  夏の少女
  もうふり向かない
★もし愛がなかったら
  あのひと
  私の好きな征爾さん
  あなた
  愛が生まれたとき
  詩が生まれた
  あなたのいない街角
  ふたりで歩いた道
  雨の日の感傷
  あたたかい手
  光のように
  さみしいとき
  なぜ こんなに
  じっとこのまま
  あかり
  もし愛がなかったら
  雨が降ってきたので

娘のヴェラのこと(入江麻木)
受難から生まれた詩人(高橋睦郎)

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:新書館
□date of issue:1975年 初版
□size:17x15.5cm
□page:125
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 

» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
¥2,200

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