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季刊 食食食:あさめし ひるめし ばんめし「特集:東京・横浜で食べる世界の料理店」 - 1981年秋・第28号

季刊 食食食:あさめし ひるめし ばんめし「特集:東京・横浜で食べる世界の料理店」 - 1981年秋・第28号
「食通」を気取らない「くいしん坊の雑誌」と銘打って、1974年に元毎日新聞記者の佐々木芳人によって創刊された季刊誌。7号からは文芸評論家・大河内昭爾が編集を受け継ぎ、45号まで刊行された。

「東京・横浜で食べる世界の料理店」総特集号。連載ページ以外の一冊丸ごとを費やして、本場の味に精通している執筆者たちが、各国の〝ほんとうの美味しさ〟を楽しめる料理店を紹介。編集長対談もレストランガイドをかねて、富士山麓のフランス料理の名店「オーベルジュ・スミ」にゲストの浜美枝を招いている。

巻末に、向田邦子の飛行機事故が報じられた当日に記された、編集長・大河内昭爾による追悼文が記されている。向田邦子は、前々号の対談のゲストだった。
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向田さんが旅をこのんだのは事実だが、今になってみれば、漂泊の深い思いが彼女をしてついに帰らぬ旅へ赴かせたといった感じさえする。それも古風なしめっぽい感懐とちがって、いかにも彼女らしくさばさばとした哀しみを追っていたように私には思えるのである。
昭和56年8月22日

(「追悼:向田さんのマドレーヌ」大河内昭爾 より)
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◎Contents
総特集/東京・横浜で食べる世界の料理店
 豊かな国際色とシェフのコツ …… プリングスハイム
 アメリカの味は田舎料理 …… 常盤新平
 保守する味・ロシア …… 内村剛介
 ローマ生まれの私の店『マリーエ』 …… 五十嵐喜芳
 ドイツに〝料理〟なし …… 松本道介
 スペイン料理の名人になったわたし …… 泉類治
 ギリシアの味ダブルアックス …… 楠見千鶴子
 日本で味わう東欧料理 …… 池田晶子
 東南アジアの味 …… 渡辺圭
 リヒテンシュタイン案内 …… 大石昭爾
 東京ではじめてのパキスタン料理店 …… カーン・ユスフザイ
 東京の外国料理店案内 …… 渋澤幸子
 横浜の外国料理店案内 …… 吉川静江
 編集長対談7「御殿場「オーベルジュ・スミ」で」
 …… 浜美枝/大河内昭爾
▶︎あさめし …… ジュディ・オング
▶︎ひるめし …… 太地喜和子
▶︎ばんめし …… 長岡輝子
食いしん坊 …… 小島政二郎
ストック …… 丸元淑生
相模湾の魚 …… 細井冨貴子
料理は政治なり …… 楊萬里
鹿肉のサシミについて/本朝食鑑を背景に22 …… 島田勇雄
洋食や・だいどこ噺 …… 茂出木雅章
雨の中のエスカルゴ …… 内藤厚
男性が作る料理 …… 赤堀千恵美
映画の中の食べもの 11 …… 淀川長治
民芸鮨屋 …… 小檜山博
鯛の頭 …… 吉村昭
私の好きな店
追悼:「向田さんのマドレーヌ」ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:みき書房
□date of issue:1981年
□size:21x15cm
□page:132
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み 開き癖折れ目

» 旅・料理
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