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ワーキングカップル事情(安井かずみ、加藤和彦 著、金子國義 カバー・挿画)

ワーキングカップル事情(安井かずみ、加藤和彦 著、金子國義 カバー・挿画)
安井かずみ・加藤和彦夫妻による共著。1980年代にDINKSと呼ばれたライフスタイルに通じる、仕事、遊び、暮らしへのこだわりが綴られている。

今読むと気恥ずかしくなるようなスノッブな感覚に満ち溢れているが、当時のあこがれを映すひとつの典型と見ることができる。

後半は、二人が出会い暮らし始めるまでの自伝的エッセイ。こちらの方には、興味深いエピソードが数多く記され、文体も落ち着いており、読み応えのある内容となっている。
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日本では異分子扱いだった僕らの音楽も、グラム・ロックの本場であるイギリスでは受け入れられた。イギリスの友人たちに聞かせると、面白がり、“bizarre”と評してくれたのである。摩訶不思議とでも訳せばよいだろうか。
イギリスに足繁く行ってプロモーションしたり、テレビやラジオに出ているうちに、向こうで評価してもらえるようになり、クリス・トーマスが僕らのアルバムをプロデュースしたいと申し入れてきた。彼はビートルズや、僕らが親しくしているロキシー・ミュージックというグループのプロデューサーだった。

(「イギリス公演とサディスティック・ミカバンド」より)
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◎Contents
▶︎1 我が家の日常事情
  何といってもキッチン&ベッド
  二人暮らせば味の世界も二倍になる
  いいクオリティのいい旅をするのが我が家の贅沢
  テニスはお好き? ほか
▶︎2 ちょっとした我が家のやり方、考え方
  生き生きしているイメージ
  夫婦それぞれの異性の友だち
  おしゃれをしたらまず夫に見せる
  仕事時間と私時間 ほか
▶︎3 ワーキングカップル以前
 それぞれの寄り道、回り道
(安井かずみの場合)
  作詞家のけっかけ
  作詞家パリへゆく
  結婚そして離婚
  やっぱり作詞家?
  プロとしてのあらたな目覚め
  売れっ子作詞家の高揚
(加藤和彦の場合)
 『帰ってきたヨッパライ』とフォーク・クルセダーズ
  音楽で身を立てる決意をした解散
  イギリス公演とサディスティック・ミカ・バンド
▶︎4 ワーキングカップル誕生
  ふたりの出会い
  一年半の同棲生活
  ワーキング・カップルとして
  それは『パパ・ヘミングウェイ』で始まった
  ベルリンへ、パリへ
  作詞家であり、妻であり
  我が家の人生と音楽 

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:新潮文庫
□date of issue:1991年 3刷(1986年 初版)
□size:15x10.5cm
□page:206
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み
背ヤケ褪色 裏見返しセロテープ補修(写真8枚目)
三方薄ヤケ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥900 SOLD OUT

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