Item

犬は「びよ」と鳴いていた - 日本語は擬音語・擬態語が面白い(山口仲美 著)

犬は「びよ」と鳴いていた - 日本語は擬音語・擬態語が面白い(山口仲美 著)
英語の3倍、1200種類にも及ぶという日本語の「擬音語・擬態語」の歴史と謎を、研究の第一人者が軽妙な語り口で解き明かす。

第一部では、日本語における「擬音語・擬態語」のなりたちをさまざまな角度から解説。第二部では「動物の声」にスポットを当てて、擬音語・擬態語の世界の奥深さ、面白さをひもといていく。

和本の挿絵や、現代の漫画など、豊富な図版を掲載。
-------------------------------
私が一番最初にひっかかったのは、平安時代の『大鏡』に出てくる犬の声です。「ひよ」って書いてある。頭注にも、「犬の声か」と記してあるだけなのです。私たちは、犬の声は「わん」だとばかり思っていますから、「ひよ」と書かれていてもにわかには信じられない。
雛じゃあるまいし、「ひよ」なんて犬が鳴くかって思う。でも、気になる。これが、私が擬音語・擬態語に興味をもったきっかけでした。

(「擬音語・期待語に魅せられる」より)
-------------------------------
◎Contents
第1部 擬音語・擬態語の不思議
(1)擬音語・擬態語に魅せられる
(2)擬音語・擬態語のかたち
(3)擬音語・擬態語の寿命
(4)擬音語・擬態語の変化
(5)掛詞で楽しむ擬音語・擬態語
(6)辞典の中の擬音語・擬態語
第2部 動物の声の不思議
(1)昔の犬は何と鳴く
(2)ニャンとせう — 猫 —
(3)チウき殺してやらう — 鼠 —
(4)モウモウぎうの音も出ませぬ — 牛 —
(5)イヒヒンヒンと笑うて別れぬ — 馬 —
(6)われは狐ぢゃこんこんくゎいくゎい
(7)ももんがの鳴きやうを知らぬ
(8)美し佳しと鳴く蝉は — ツクツクボウシ —

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:光文社新書
□date of issue:2002年 初版
□size:17.5x10.5cm
□page:272
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥700

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

通報する

関連商品

  • 阿房列車 / 第二阿房列車 / 第三阿房列車(内田百閒 著)【3冊セット】 阿房列車 / 第二阿房列車 / 第三阿房列車(内田百閒 著)【3冊セット】 ¥2,000
  • 素敵なダイナマイトスキャンダル(末井昭 著) 素敵なダイナマイトスキャンダル(末井昭 著) ¥500
  • 幽界森娘異聞(笙野頼子 著) 幽界森娘異聞(笙野頼子 著) ¥1,200

ショップの評価