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千利休 無言の前衛(赤瀬川原平 著)
路上の物件に作為なき芸術性を見出し、超芸術「トマソン」と名付けた赤瀬川原平は、ある時、その面白さは、お茶を飲むという日常的な行為を「茶道」という芸術に変換していった千利休に通じるのではないかと思い至る。
1989年に公開された映画「利休」のシナリオ執筆を契機に、「茶の湯」の内包する世界に分け入り、日本文化の秘奥に挑む。
安土桃山時代と現代の前衛精神が呼応し合う、刺激的な論考。
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世の中のまだ誰も知らないところで、大変なことが起きはじめている。とはいえ相手はだだのゴミみたいなものだ。それを惚れ惚れとして見つめたり、名品だといって感動していたりするのは、
「ひょっとして、むかし、歪んだり欠けたりした茶碗をさ、利休たちが、〝いい〟なんて言いだした気持ちと、同じなんじゃないかな」
という言葉が発せられたのである。
(「楕円の茶室」より)
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◎Contents
序 お茶の入り口
日本人とお茶
利休と茶の湯
アンチ利休ファン
無口な芸術
1 楕円の茶室
利休へのルート
縮小の芸術
楕円の茶室
2 利休の足跡
堺から韓国へ
両班から京都へ
3 利休の沈黙
お茶の心
利休の沈黙
「私が死ぬと茶は廃れる」
結び 他力の思想
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:岩波新書
□date of issue:1990年 初版
□size:17.5x10.5cm
□page:245
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ折れ
帯 経年シミ 三方ヤケ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
1989年に公開された映画「利休」のシナリオ執筆を契機に、「茶の湯」の内包する世界に分け入り、日本文化の秘奥に挑む。
安土桃山時代と現代の前衛精神が呼応し合う、刺激的な論考。
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世の中のまだ誰も知らないところで、大変なことが起きはじめている。とはいえ相手はだだのゴミみたいなものだ。それを惚れ惚れとして見つめたり、名品だといって感動していたりするのは、
「ひょっとして、むかし、歪んだり欠けたりした茶碗をさ、利休たちが、〝いい〟なんて言いだした気持ちと、同じなんじゃないかな」
という言葉が発せられたのである。
(「楕円の茶室」より)
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◎Contents
序 お茶の入り口
日本人とお茶
利休と茶の湯
アンチ利休ファン
無口な芸術
1 楕円の茶室
利休へのルート
縮小の芸術
楕円の茶室
2 利休の足跡
堺から韓国へ
両班から京都へ
3 利休の沈黙
お茶の心
利休の沈黙
「私が死ぬと茶は廃れる」
結び 他力の思想
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:岩波新書
□date of issue:1990年 初版
□size:17.5x10.5cm
□page:245
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ折れ
帯 経年シミ 三方ヤケ
» 随筆・エッセイ
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