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随筆集 雨のなかの微笑(村岡花子 著)

随筆集 雨のなかの微笑(村岡花子 著)
『赤毛のアン』を日本に初めて紹介した名翻訳家として知られる村岡花子が、戦後まもない昭和22年に刊行したエッセイ集。

戦後の日本が、手のひらをかえすように、民主主義の世の中に変わってしまったことにとまどいながらも、若い女性たちへ、新たに手にした自由を糧として、未来へ向かって「希望」をもって生きていきましょうと語りかけている。
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ゆうべ私の少女がこんなことを言った
「今、二十世紀でせう? 二十一世紀にはいつなるの?」
「今年が千九百四十七年だから、西暦二千一年が二十一世紀よ。今から五十四年先ね」と私が答へると、
「おお、つまらない。あたし、おばあさんになつてしまふわ」
「あなたはおばあさんになるけれど、お母さまはもう世の中にゐやしませんよ」

(「二十一世紀」より)
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◎Contents
婦人と政治
 鍛えられる精神
 人生の詩
 男女協力の社會
 婦人の生活
 『王女物語』
 一つの新しさ
 民法改正と婦人
 政治と理想
 F女史の記憶
 秋の庭を見て
 雨のなかの微笑み
 「良き妻たち」
追憶の影繪
 歌と糧
 蘆花未亡人
 二十年の結實
 道
 「明日香路」に寄す
 昔の日記
 幼き日のこと
 エミリ・ディキンソン
 記録短歌
 汽車の中
 幼い疑問
 電話
 心の饗宴
家庭日記
 つくろひもの
 服装雜筆
 對談
 甲斐路にて
 身辺雜記
 寺院の妻
 主婦と職業
 人生競技
 こだま
 ゆふやけ
 一つの讀書論
 母と子の旅
 都會と田舎
 二十一世紀

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:新美社
□date of issue:1947年 初版
□size:18.3x12.7cm
□page:175
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み 背ヤケ強
経年シミ 三方ヤケ強 綴じゆるみ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
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