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山のトムさん(石井桃子 著、深沢紅子 画)- 岩波少年文庫
『くまのプーさん』などの海外児童文学の翻訳を数多く手がけ、『ノンちゃん雲に乗る』の作者として知られる石井桃子が、終戦直後の数年間の体験をもとに書いた物語。
開墾農民として東北の山村にやってきた、トシちゃん母娘、ハナおばさん、ハナおばさんの甥のアキラさんは、傍若無人なネズミたちに悩まされる。
困り果てた4人は、地元農民にすすめられて、一匹の子ネコと暮らすようになった。「トム」と名付けられた子ネコは、成長するにつれて、山村での厳しい暮らしをともに過ごす、かけがえのない家族の一員となっていく……。
1957年に刊行された光文社版を底本とした、岩波少年文庫版。
挿絵は、洋画家の深沢紅子。表紙の可愛らしいペン画は、本書のために描き下ろされたもの。
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山の家では、トムがいなくなってから、何びきかのねこを飼いました。農家にねこは必需品(?)だったからです。けれども、そのねこたちはには気のどくでしたが、私たちにとっては、「トムのまえにトムなく、トムのあとにもトムはなかった」のです。
つまりは、トムだけが、あのいのちがけといってもいい開墾生活の仲間であったからでしょう。
(「あとがき」より)
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◎Contents
トムをほめる歌
トムの教育
ネズミ
子ネコ
友だち
トムの記録(レコード)
トムの病気
トムの「おすわり」
トムの冒険
トムのおむかえ
トムのご出勤
トム、町へいく
山のクリスマス
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher: 岩波少年文庫
□date of issue:1980年 初版
□size:17.3x11.2cm
□page:200
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 背薄ヤケ褪色
三方薄ヤケ 小口シミ
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
開墾農民として東北の山村にやってきた、トシちゃん母娘、ハナおばさん、ハナおばさんの甥のアキラさんは、傍若無人なネズミたちに悩まされる。
困り果てた4人は、地元農民にすすめられて、一匹の子ネコと暮らすようになった。「トム」と名付けられた子ネコは、成長するにつれて、山村での厳しい暮らしをともに過ごす、かけがえのない家族の一員となっていく……。
1957年に刊行された光文社版を底本とした、岩波少年文庫版。
挿絵は、洋画家の深沢紅子。表紙の可愛らしいペン画は、本書のために描き下ろされたもの。
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山の家では、トムがいなくなってから、何びきかのねこを飼いました。農家にねこは必需品(?)だったからです。けれども、そのねこたちはには気のどくでしたが、私たちにとっては、「トムのまえにトムなく、トムのあとにもトムはなかった」のです。
つまりは、トムだけが、あのいのちがけといってもいい開墾生活の仲間であったからでしょう。
(「あとがき」より)
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◎Contents
トムをほめる歌
トムの教育
ネズミ
子ネコ
友だち
トムの記録(レコード)
トムの病気
トムの「おすわり」
トムの冒険
トムのおむかえ
トムのご出勤
トム、町へいく
山のクリスマス
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher: 岩波少年文庫
□date of issue:1980年 初版
□size:17.3x11.2cm
□page:200
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 背薄ヤケ褪色
三方薄ヤケ 小口シミ
» 小説
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