Item

下着ぶんか論(鴨居羊子 著)

下着ぶんか論(鴨居羊子 著)
新聞記者から下着デザイナーに転身し、1956年に「チュニック制作室」を立ち上げた鴨居羊子。女性を「因襲化された下着観」に象徴される抑圧から解放する、という発想に貫かれた、その行動と論理のすべてを刻み込んだ本。

現在の眼から見ても大胆な下着のファッションショーに関する詳細な記録も掲載されている。写真・図版多数収録。
---------------------------
私が、この秋、東京でやった下着ショウのうち、一ばん布地の少ないパンティスが私の知らぬまにひとり歩きして「スキャンダル・パンティ」というニックネームと共に私の愛情ゆたかな手元から巣立ってゆきました。(略)
ところが「スキャンティ」というのは、そのような意味の造語ではなくて、実は“乏しさ”とか“ごく少量の”といつた意味をもつ立派な英語で、Scantyとつづる形容詞なのです。

(「スキャンティのこと」より)
---------------------------
◎Contents
第一部
 男の下着と女の下着
 下着は恥しくない衣服へ
 セクシャルは不行儀ではない
 白い下着から色もの下着へ
 今日を呼吸する下着
 下着にレースは必要か
 女の下半身
 透明下着と偽善の教養
 つつみかすことと、ひけらかすこと
 マタ割れパンティス
 ノー・パンティス
 ブラジェアの栄誉
 下着はこれからも変わつてゆく ほか
第二部
 ファンデーションの正体
 性の象徴としての下着
 下着の色と柄の問題
 母へ娘へ
 下着の機能と私たちの生活
 たるんでいる男の下着
 下着姿
第三部
 まとめ
  通論
  応用問題
第四部
 W・アンダーウェア展
 チュニカ・ショウと下着のミュージカル・ショウ
 チュニカ・ショウの解説文
 チュニカ・ミュージカル・ショウ
 下着のミュージカル
 スキャンティのこと
 羞恥心の違うヌードダンサー
 映画「女は下着でつくられる」と「大阪娘と野郎ども」について ほか

絶版または版元品切れ
ハードカバー クロス装 帯あり
□publisher:凡凡社
□date of issue:1958年 初版
□size:18.6x13.5cm
□page:241
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷みシミ 背ヤケ 
経年シミ・波打ち 元セロファンカバー無し 帯破れ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥8,000

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

通報する

関連商品

  • 誰も教えてくれなかった ジャズの聴き方(水城雄 著) 誰も教えてくれなかった ジャズの聴き方(水城雄 著) ¥700
  • 翻訳語を讀む ー 異文化コミュニケーションの明暗(柳父章 著) 翻訳語を讀む ー 異文化コミュニケーションの明暗(柳父章 著) ¥1,200
  • 詩の世界(高田敏子 著、若山憲 挿絵、石亀泰郎 写真)- ポプラブックス24 ★再入荷 詩の世界(高田敏子 著、若山憲 挿絵、石亀泰郎 写真)- ポプラブックス24 ★再入荷 ¥1,600

ショップの評価