Item
現代詩手帖「現代詩年鑑2016」- 2015年12月号
『現代詩手帖』12月号は、毎年「その年が詩においてどんな年だったかを受け取ることになる」(編集後記より)アンソロジーとして刊行される。
現代詩100周年といわれた2015年を代表する、140の詩篇を掲載した「現代詩年鑑」。
--------------------------------
この細道はいずれひとつの岩に当たり
岩がゆくてを塞ぎ
かたわらに迫る崖からゆるみでて
道に来ていた
それは近づくにつれはじめて目にうつり
すぐさまそれが前方に横たわる岩であることを
知らせるとともに
今しがた来たことの証しに土をつけているかのように
埋もれていたところに湿った土や
樹木の細く白い根が絡みついていた
(「この岩を記念して」貞久秀紀 より)
--------------------------------
◎Contents
現代詩年鑑2016
展望鼎談
福間健二、野沢啓、藤原安紀子
アンソロジー 2015年代表詩選140選
岡本啓「ペットボトル」
北爪満喜「まなざしの降りたところに」
小池昌代「石を積む」
最果タヒ「ぼくは死なない」
松浦寿輝「途上」
小笠原鳥類「鳥についての短い情報」
杉本真維子「ハムラ」
広瀬大志「川に届く羽の歌謡」
友部正人「宇宙船」
谷川俊太郎「隙間」
中本道代「盂蘭盆」
高階杞一「雨」
長田弘「詩って何だと思う?」
川口晴美「幻のボート」
高塚謙太郎「肺姉妹」
高橋睦郎「反悼歌」
貞久秀紀「この岩を記念して」
岬多可子「飛びたたせなかったほうの蝶々」
四元康祐「団欒」
安藤元雄「樹下の暮らし」
井川博年「ポケットに手をつっこんで」
小川三郎「回想」
カニエ・ナハ「塔」
斎藤恵子「夜を叩く人」
高木敏次「私の男」(抄)
安水稔和「蘇る」
井坂洋子「わたしに祝福を」
石田瑞穂「失聴」
蜂飼耳「顔をあらう水がほしい」
平田俊子「寒い春」 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:思潮社
□date of issue:2015年
□size:20.9x14.8cm
□page:424
□condition:経年なり・普通 表紙スレ左端ヨレ
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
現代詩100周年といわれた2015年を代表する、140の詩篇を掲載した「現代詩年鑑」。
--------------------------------
この細道はいずれひとつの岩に当たり
岩がゆくてを塞ぎ
かたわらに迫る崖からゆるみでて
道に来ていた
それは近づくにつれはじめて目にうつり
すぐさまそれが前方に横たわる岩であることを
知らせるとともに
今しがた来たことの証しに土をつけているかのように
埋もれていたところに湿った土や
樹木の細く白い根が絡みついていた
(「この岩を記念して」貞久秀紀 より)
--------------------------------
◎Contents
現代詩年鑑2016
展望鼎談
福間健二、野沢啓、藤原安紀子
アンソロジー 2015年代表詩選140選
岡本啓「ペットボトル」
北爪満喜「まなざしの降りたところに」
小池昌代「石を積む」
最果タヒ「ぼくは死なない」
松浦寿輝「途上」
小笠原鳥類「鳥についての短い情報」
杉本真維子「ハムラ」
広瀬大志「川に届く羽の歌謡」
友部正人「宇宙船」
谷川俊太郎「隙間」
中本道代「盂蘭盆」
高階杞一「雨」
長田弘「詩って何だと思う?」
川口晴美「幻のボート」
高塚謙太郎「肺姉妹」
高橋睦郎「反悼歌」
貞久秀紀「この岩を記念して」
岬多可子「飛びたたせなかったほうの蝶々」
四元康祐「団欒」
安藤元雄「樹下の暮らし」
井川博年「ポケットに手をつっこんで」
小川三郎「回想」
カニエ・ナハ「塔」
斎藤恵子「夜を叩く人」
高木敏次「私の男」(抄)
安水稔和「蘇る」
井坂洋子「わたしに祝福を」
石田瑞穂「失聴」
蜂飼耳「顔をあらう水がほしい」
平田俊子「寒い春」 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:思潮社
□date of issue:2015年
□size:20.9x14.8cm
□page:424
□condition:経年なり・普通 表紙スレ左端ヨレ
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
