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はっとする味 - 買えない味 2(平松洋子 著)

はっとする味 - 買えない味 2(平松洋子 著)
パセリに感じ取る、「つけ合わせ」以上の美学。ものであって、ものでない「菓子折り」という存在。

身近なものに隠された意味を掘り起こし、日常の贅沢を味わい尽くす「買えない味」シリーズ第二弾。50編のエッセイと、カラー写真30余点を掲載。
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狙い過ぎたり大上段に構えたりするとうまくないようです、手土産は。消えもの、つまりぐずぐず残らない食べものを相手に合わせて選び、さりげなくあっさりと手渡してお互いをつないでもらう。
ただし、その場ではあっさり渡っても、手土産の存在感は思いのほか絶大だ。なにしろ自分が帰ったあとも、ちゃんと残り続けるのだから。そしてじんわりと時間をかけて、または数日かけて、こちらの心もちが相手に伝わってゆく。

(「菓子折り ー ものであって、ものでない」より)
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◎Contents
▶︎はっとする味
 パセリ ー 「つけ合わせ」以上の美学
 魚の骨 ー ゼラチン質をまとう
 ドライフルーツ ー 失って得るものがある
 タジン ー 砂漠の国の知恵のたまもの
 骨つき ー 肉でも皮でも筋でもなく
 ミント ー たちまち気分転換
▶︎鰻にでもする?
 鰻 ー 鰻にでもする?
 酒 ー 極彩色の夢を見る
 旅 ー 日常に潜む残り香
 菓子折り ー ものであって、ものでない
 おすそわけ ー ふだんづきあいの間合い
 マスター ー 型というものがある
▶︎なくてはだめなのだ、もう
 精米 ー 米にも鮮度はある
 たわし ー 調理道具にもなる
 輪ゴム ー 一寸の虫にも五分の魂
 かまぼこ板 ー ミニサイズのまな板に
 トースト ー 専用の焼き網を使う
 だしパック ー 思い切って手を抜く
▶︎日常のすきま
 小鉢 ー 手間を少しだけ盛りこむ
 ガラス ー 使い終わりに山場あり
 ビニール袋 ー 空気を出して、口を縛る
 強火弱火 ー 水分をどう残すか
 急須 ー 理想の形を探す
 うつわのふた ー りっぱな役割がある ほか
解説:勝手に弟子入り?(室井滋)

ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:ちくま文庫
□date of issue:2013年 初版
□size:15x10.5cm
□page:227
□condition:経年なり・良好 カバー裏当たり

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
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