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美味はたのし(福島慶子 著)★難あり
戦前のパリで過ごし、画家のルオーらとの交遊で知られる福島慶子。戦後、画廊経営のかたわら、パリの生活や美術に関する本を数多く著した。
戦前戦後のフランス・日本の食文化の変遷、フランスの地方料理のレシピなど、実体験をもとに歯切れのよい文章で綴った随筆集。文頭に瀟洒なカットがあしらわれている。
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一九二〇年、はじめて巴里に行き、最初の朝食に飲んだコーヒーは実に美味だった。其の時は直ぐ英国に渡って住み着いてしまったのだが、ロンドンに暮している間も休暇の度にフランスに来て何時も楽しかったのは朝のコーヒーである。(略)
今度二十年ぶりで巴里に行くと決まった時、第一に目に浮かんだのは美味しい食物とコーヒーの事で、これをたらふく食べたり飲んだりするのは考えただけで嬉しくなったが、来てみるとコーヒーは水っぽくてがっかりであった。
(「巴里のコーヒー」より)
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◎Contents
胃袋の話
巴里を食べる
飛行機の台所から
巴里のコーヒー
クンツ
六つの結論
エトランゼ食べ歩き
巴里料亭印象
オルドゥヴル屋
ニースブイヤベース
冬の台所ばなし
菓子屋の出張業
フランスの駄菓子
名もなき葡萄酒のはなし
フランスの地方料理
アルザス地方、アルトア地方 ほか
日本を食べる
料理の芸
日本人が日本料理を食べられない話
北海道の飯寿司
金沢の押寿司
御春寒
思い出のふたつ
天使の髪の毛
珍味発見
いかもの
東西薬味と香料のはなし
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:六月社
□date of issue:1956年 初版
□size:17.4x10.5cm
□page:105
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
経年シミ 綴じゆるみ
★背破れ テープ補修、カバー表見返し切れ(写真8, 9枚目)
戦前戦後のフランス・日本の食文化の変遷、フランスの地方料理のレシピなど、実体験をもとに歯切れのよい文章で綴った随筆集。文頭に瀟洒なカットがあしらわれている。
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一九二〇年、はじめて巴里に行き、最初の朝食に飲んだコーヒーは実に美味だった。其の時は直ぐ英国に渡って住み着いてしまったのだが、ロンドンに暮している間も休暇の度にフランスに来て何時も楽しかったのは朝のコーヒーである。(略)
今度二十年ぶりで巴里に行くと決まった時、第一に目に浮かんだのは美味しい食物とコーヒーの事で、これをたらふく食べたり飲んだりするのは考えただけで嬉しくなったが、来てみるとコーヒーは水っぽくてがっかりであった。
(「巴里のコーヒー」より)
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◎Contents
胃袋の話
巴里を食べる
飛行機の台所から
巴里のコーヒー
クンツ
六つの結論
エトランゼ食べ歩き
巴里料亭印象
オルドゥヴル屋
ニースブイヤベース
冬の台所ばなし
菓子屋の出張業
フランスの駄菓子
名もなき葡萄酒のはなし
フランスの地方料理
アルザス地方、アルトア地方 ほか
日本を食べる
料理の芸
日本人が日本料理を食べられない話
北海道の飯寿司
金沢の押寿司
御春寒
思い出のふたつ
天使の髪の毛
珍味発見
いかもの
東西薬味と香料のはなし
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:六月社
□date of issue:1956年 初版
□size:17.4x10.5cm
□page:105
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
経年シミ 綴じゆるみ
★背破れ テープ補修、カバー表見返し切れ(写真8, 9枚目)
