Item

彷書月刊 特集:満州の雑誌メディア 2008年8月号

彷書月刊 特集:満州の雑誌メディア 2008年8月号
1985年から2010年(通巻300号)まで刊行されていた、古書と古書店をテーマとした月刊誌『彷書月刊』より。毎号、古書とそのまわりの世界に関する話題を深く掘り下げた特集が組まれている。

通巻270号の特集は「特集:満州の雑誌メディア」。

関東軍関連の雑誌から、満鉄関連誌、女性誌、子供雑誌まで、さまざまな雑誌メディアをひもとく。日中戦線拡大に伴い、「軍犬」の育成推進に向けた専門誌まで刊行されていた事実に驚かされる。

本誌主催の第1回古本小説大賞で作家としてデビューした石田千の「踏切趣味」をはじめ、読み応えのある長期連載がならぶ。
--------------------------
しかし、当局による宣伝が功を奏しすぎて、シェバード・軍犬ブームが起こってしまい、イヌ価格が急騰したため民間からの買い上げが円滑に進まなくなるという皮肉な結果におわってしまう。
そのようなブームには、同誌掲載の「教育軍犬紙芝居」の広告に見られるような、さまざまな方向からの働きかけも幾分かの効果があったのかもしれない。

(「哀れ軍犬は満州の地に —『満州軍犬』とその時代」原山煌より)
--------------------------
◎Contens
▶︎特集 満州の雑誌メディア
 関東軍の慰問雑誌『満州良男』と『ますらを』(西原和海)
 知られざる満鉄の雑誌 — 『満鉄資料彙報』(井村哲郎)
 現存する朝鮮文雑誌(大村益夫)
 「満州国」における漢語の雑誌(梅定娥)
  — 大衆雑誌『麒麟』を中心に
 満州国のモンゴル語雑誌(広川佐保)
  — 日本の文化政策とモンゴル人の文化活動の接点
 ハルビンのロシア語雑誌(沢田和彦)
 哀れ軍犬は満州の地に(原山煌)
  — 『満州軍犬』とその時代
 満州娘の銃後メディア(池川玲子)
  — 『女性満州』をめくってみる
 満州の児童雑誌(柴村紀代)
  — 『コドモ満州』と『新童話』について
 満州雑誌諸々
  付・[資料]満州國中央官應定期出版物番附
▶︎連載
 尋ね人の時間(53)(河内紀)
 均一小僧の気まぐれ古書店紀行(127)(岡崎武志)
 紙屑のモダニズム(73)(橋詰紳也)
 ハルミン&ナリコの読書クラブ(83)(浅生ハルミン)
 ぼくの書サイ徘徊緑(84)(南陀楼綾繁)
 古本屋台(6)(Q.B.B)
 踏切趣味(72・拡大版)(石田千)
 新刊・旧刊「絵のある」岩波文庫を楽しむ(18)(坂崎重盛)
 昼寝のまくら(19)(藤巻法明)
 本の海で溺れる夢を見た(28)(nanakikae)
 執心ぐら(43)(成瀬正祐)
ホンの情報
ナナフシの散歩道
全国古書店案内 89[千葉・内房編]
探求書・古書目録・即売会情報
猿楽町だより

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:2008年
□date of issue:彷徨舎
□size:21x14.8cm
□page:95
□condition:経年なり・良好

» 収集・雑学・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326675
¥700 SOLD OUT

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

通報する

関連商品

  • 武田薬品会社案内(1960年代) 武田薬品会社案内(1960年代) ¥1,200
  • 誰も教えてくれなかった ジャズの聴き方(水城雄 著) 誰も教えてくれなかった ジャズの聴き方(水城雄 著) ¥700
  • いつのまにか雑貨屋さんになっていた (杉本亜鶴 著、本くに子 画)- 新書館フォアレディース97 いつのまにか雑貨屋さんになっていた (杉本亜鶴 著、本くに子 画)- 新書館フォアレディース97 ¥2,200

ショップの評価