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食いしん坊(小島政二郎 著)
戦前・戦中にかけて精力的に作品を発表し、人々の心をつかんだ小説家・小島政二郎。
1951年から68年まで、菓子舗「鶴屋八幡」のPR誌『あまカラ』に長期連載した「食いしん坊」が反響を呼び、食の随筆家としても広く知られるようになった。ベストセラーとなった単行本の第一巻。
「うまい物」への偏愛を自在に綴りながら、永井荷風、佐藤春夫、堀口大学、芥川龍之介、菊池寛、久保田万太郎らとの逸話が随所に織り込まれており、文壇交友録としても出色の随筆集となっている。
装幀、大久保恒次。
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私が小説で幾ら傑作を書いても、だれもほめてくれないのに、この「食いしん坊」は載せ始めから好評で、私の顔さえ見れば、小説家の友だちも、ジャーナリストも、しろうとも、
「食いしん坊を面白く毎号愛読しています」
という人ばかり多くって、しまいにはどうしておれの本職の小説をこれほどほめてくれないのだろうと浮世をはかなむようにさえなった。
(「あとがき」より)
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絶版または版元品切れ
フランス装表紙
□publisher:文藝春秋
□date of issue:1960年 25版(1954年 初版)
□size:19.3×13.3cm
□page:248
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
小口経年シミ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
1951年から68年まで、菓子舗「鶴屋八幡」のPR誌『あまカラ』に長期連載した「食いしん坊」が反響を呼び、食の随筆家としても広く知られるようになった。ベストセラーとなった単行本の第一巻。
「うまい物」への偏愛を自在に綴りながら、永井荷風、佐藤春夫、堀口大学、芥川龍之介、菊池寛、久保田万太郎らとの逸話が随所に織り込まれており、文壇交友録としても出色の随筆集となっている。
装幀、大久保恒次。
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私が小説で幾ら傑作を書いても、だれもほめてくれないのに、この「食いしん坊」は載せ始めから好評で、私の顔さえ見れば、小説家の友だちも、ジャーナリストも、しろうとも、
「食いしん坊を面白く毎号愛読しています」
という人ばかり多くって、しまいにはどうしておれの本職の小説をこれほどほめてくれないのだろうと浮世をはかなむようにさえなった。
(「あとがき」より)
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絶版または版元品切れ
フランス装表紙
□publisher:文藝春秋
□date of issue:1960年 25版(1954年 初版)
□size:19.3×13.3cm
□page:248
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
小口経年シミ
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