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続もめん随筆(森田たま 著)

続もめん随筆(森田たま 著)
森田たまは、雑誌『少女世界』への投稿が認められ、10代の時に札幌から上京し、少女小説でデビュー。戦前戦後にわたって数多くの随筆を著し、女性エッセイストの先駆けとなった。

前著の好評を受けて刊行された、第二随筆集。夢の中の質屋で吉屋信子と宇野千代に会った話から自らの金銭感覚に思いを馳せる「家計簿」、会うことのなかった異母姉妹への複雑な想いを綴った「姉」、着物をめぐる11の掌編をよりあわせた「着物」など。さらりとしたユーモアや哀感などを交えながら綴られた、46篇の随筆が収められている。

赤茶色の絣の本体を、こげ茶色の麻の葉文様の函に収めた、渋い色合わせが魅力的な自装本。
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をかしな夢をみた。着物を持つて質屋へ行つた夢である。(略)
どういふ譯かその質屋へ、吉屋信子さんと宇野千代さんが、お揃ひできてをられた。夢の中で質屋でお眼にかかる等とは、お二人ともとんだ災難でお氣の毒である。どうしてそんなをかしなことになつたのかしらと、よく考へてみると、先夜ある會でお眼にかかつた時、吉屋さんが今日は和服を着てくればよかつたと云はれたせゐらしい。宇野さんの方はこの頃お蔵ものに凝つてをられるので、こちらは質屋の店さきにあらはれてもそれほどふしぎではない。

(「家計簿」より)
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◎Contents
うつり氣
女の世界
他人の花
にくきもの
四月の女
わたしの半てん
秋果と女
故郷の味
うす化粧
初すがた
借顔色
紅い表紙


銀行さん
家計簿
着物
 夏すがた
 お手本
 麗人
 自前の着物
 秋の夜の客
 紫繻子
 冬
 紫・黄八丈
 春の雲
 雲輪・麻の葉
 べにがた ほか

絶版または版元品切れ
ハードカバー 函
□publisher:中央公論社
□date of issue:1942年 14刷(1937年 初版)
□size: 18.9x13.9cm
□page:325
□condition:経年なり・普通 函 ヤケスレ汚れ傷み切れ剥がれ
本体 背ヤケ体色 三方ヤケ 経年シミ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
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