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もめん随筆(森田たま 著)

もめん随筆(森田たま 著)
森田たまは、雑誌『少女世界』への投稿が認められ、10代の時に札幌から上京し、少女小説でデビュー。戦前戦後にわたって数多くの随筆を著し、女性エッセイストの先駆けとなった。

著者を世の中に広く知らしめた、第一随筆集。中央公論社社長・嶋中雄作に認められ随筆家としてデビューする契機となった「着物・好色」をはじめ、佐野繁次郎、内田百間、芥川龍之介らとの交流、日々の暮らしを織りなすものごとへの想いを綴った46篇の随筆と、10篇の詩で構成されている。

紅白の市松模様の本体が、緑色の水玉模様の函に収められた自装本。好きな着物の柄あわせを意識した装幀は、その後の著作にも一貫して引き継がれた。
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たしかこの春の頃と記憶するけれど、佐野繁次郎畫伯が着もののはなしをお書きになり、大へんたのしく讀ませていただいた。その中に木綿の着物を推稱されるお言葉があつて、それはもちろん男の着ものの事に違ひなかつたが、それにしても木綿の着物を日常にピンと着てゐるといふ主張は贅澤の中の贅澤と、思はず眼をみはらされた。

(「木綿のきもの」より)
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◎Contents
東京の女・大阪の女
夙川雜筆
借家の庭
大阪言葉小片
男の魅力・女の魅力
あぶら蝋燭
あひ状
芥川さんのこと
七月廿四日
東京の涼
芝居の雪
ポオの遺産
猫を飼ふ
面影
家庭日記
萩の楊枝
奈若
夏の話
故郷をさがす
絹もすりん
木綿のきもの
伊勢の春
楊柳詩抄
 夏蟲
 昔をいまに
 一本の草
 晩春戀慕
 雨
 孔雀の羽
 女ごころ
 ひとり寝
 楊柳歌
 おなじく秋となりて
着物・好色(散文詩)
ブロンズの脚
ふるさとの若き女性へ ほか

絶版または版元品切れ
ハードカバー 函
□publisher:中央公論社
□date of issue:1942年 23刷(1936年 初版)
□size: 18.9x13.9cm
□page:390
□condition:経年なり・普通 函 ヤケスレ汚れ傷み剥がれ切れ(写真10枚目)
本体 背ヤケ体色 三方ヤケ 経年シミ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
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