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谷崎潤一郎随筆集(篠田一士 編)
青年期から晩年にいたるまで、谷崎潤一郎の半世紀以上にわたる創作活動を見通して、代表的な随筆11篇を選び出したアンソロジー。
漱石や荷風の本質を鋭く評した文学論から、谷崎の真骨頂とも言える恋愛論や日本文化論、滋味あふれる幼少期の回想録まで、汲めども尽きない文章の妙味を堪能できる。
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私は、われわれが既に失いつつある陰翳の世界を、せめて文学の領域へでも呼び返してみたい。文学という殿堂ののきを深くし、壁を暗くし、見え過ぎるものを闇に押し込め、無用の室内装飾を剥ぎ取ってみたい。それも軒並みとはいわない、一軒ぐらいそういう家があってもよかろう。
(「陰翳礼讃」より)
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◎Contents
「門」を評す — 明治43年
懶惰の説 — 昭和5年
恋愛及び色情 — 昭和6年
「つゆのあとさき」を読む — 昭和6年
私の見た大阪及び大阪人 — 昭和7年
陰翳礼讃 — 昭和8年
いわゆる痴呆の芸術について — 昭和23年
ふるさと — 昭和33年
文壇昔ばなし — 昭和34年
幼少期の食べ物の思い出 — 昭和34年
「越前竹人形」を読む — 昭和38年
ソフトカバー ダストカバー
□publisher: 岩波文庫
□date of issue:1996年 14刷(1985年 初版)
□size:14.8x11cm
□page:312
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 三方薄ヤケ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
漱石や荷風の本質を鋭く評した文学論から、谷崎の真骨頂とも言える恋愛論や日本文化論、滋味あふれる幼少期の回想録まで、汲めども尽きない文章の妙味を堪能できる。
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私は、われわれが既に失いつつある陰翳の世界を、せめて文学の領域へでも呼び返してみたい。文学という殿堂ののきを深くし、壁を暗くし、見え過ぎるものを闇に押し込め、無用の室内装飾を剥ぎ取ってみたい。それも軒並みとはいわない、一軒ぐらいそういう家があってもよかろう。
(「陰翳礼讃」より)
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◎Contents
「門」を評す — 明治43年
懶惰の説 — 昭和5年
恋愛及び色情 — 昭和6年
「つゆのあとさき」を読む — 昭和6年
私の見た大阪及び大阪人 — 昭和7年
陰翳礼讃 — 昭和8年
いわゆる痴呆の芸術について — 昭和23年
ふるさと — 昭和33年
文壇昔ばなし — 昭和34年
幼少期の食べ物の思い出 — 昭和34年
「越前竹人形」を読む — 昭和38年
ソフトカバー ダストカバー
□publisher: 岩波文庫
□date of issue:1996年 14刷(1985年 初版)
□size:14.8x11cm
□page:312
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 三方薄ヤケ
» 随筆・エッセイ
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