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懐かしき文士たち - 昭和篇(巌谷大四 著)

懐かしき文士たち - 昭和篇(巌谷大四 著)
戦後まもなく『文藝』『週刊読書人』の編集長を歴任し、文壇の表裏に精通していた文藝評論家・巌谷大四が、文人たちの開落栄枯を綴った文壇史・昭和篇。1978年に刊行された単行本の文庫化。

芥川龍之介が自殺に至るまでの奇矯な言動やふるまい、アナーキスト詩人たちがたむろした本郷の「南天堂書店」、菊池寛と女給・小夜子のスキャンダル、梶井基次郎・立原道造ら早逝した作家たち、「日本文学報国会」と文人たちの戦争への関わりなど、戦前・戦中の文壇の「近景」と「遠景」をつぶさに綴っている。
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昭和の文壇史を、著者は昭和二年の芥川龍之介の自殺から書き始める。あたかも芥川の死が、昭和恐慌の前奏曲とでもいうかのように……。不況から戦争への道を歩んだ激動の昭和という時代に、文士たちはいかに身を処したか —— 。二・二六事件を経て開戦、空襲から終戦に至るその歩みを豊富なエピソードで描く。

(カバー裏面紹介文より)
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◎Contents
戦前篇
 芥川龍之介の自殺とその周辺
 アナーキスト詩人たちの肖像
 文士の“洋行”ばやり
 作家の失踪と死
 不況と弾圧のなかで
 作家と“女性”たち
 流浪の俳人、無頼の青春
 “小林多喜二虐殺”の余韻
 “二・二六事件”前後
 芥川賞あれこれお
 さまざまな死
 織田作、栄光の登場
 みそぎ、徴用、そして……
戦中篇
「十二月八日」と作家たち
 東京空襲のなかで
「第一回大東亜文学者大会」のこと
 島崎藤村の死とその前後
 “横浜事件”の発生
 終戦と作家たち
解説:吉行淳之介

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:文春文庫
□date of issue:1985年 初版
□size:15.2x10.6cm
□page:339
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ 小口シミ 帯背ヤケ

» 随筆・エッセイ
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