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宇宙の御言(赤瀬川原平・渡辺和博 著)

宇宙の御言(赤瀬川原平・渡辺和博 著)
末井昭編集、荒木経惟写真で、伝説となった過激な写真雑誌『写真時代』での、1987年から89年までの連載をまとめた単行本。

世界では社会主義が崩壊へと向かい、日本ではバブル経済が沸騰するなか昭和が終わり平成が始まる —— そんな時代の大変動期にひそむ「実相」を、赤瀬川原平と渡辺和博が、何者にも忖度することなくあぶり出していく対談集。

ペレストロイカ、ベルリンの壁から、奥崎謙三、村西とおる監督、スプーン曲げまで、硬軟さまざまなテーマが、危険領域に踏み込む「軽口」で語られている。
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対談回数はこの1.5倍ほどあったが、いくつかの過激発言が庶民の寝た子を起こして革命でも起るといけないので、その何回分かを割愛した。
「写真時代」は世間に注意されて「写真世界」と名前を変えたりしたが、結局なくなってしまった。これで世間の風紀が正されると喜んでいる向きもあるが、歴史を振り返ったとき、この文化的損失ははかりしれない。とは誰もいわない。

(「あとがき」赤瀬川原平 より)
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◎Contents
▶︎ワタナベ経済論
  殿様を救おう
  文学は売り方が悪かった
▶︎日本を支える「奥崎の人々」
  奥崎さんは問いつめ好き
  クリスタル映像はマルクスよりエライ
▶︎沸点の研究
  日本はなかなか沸騰しない
  教養主義はオカルトがお嫌い
▶︎拡大座談会「クスリの時代」
  肉体の限界は以外と遠くにある
  結局、富士山が悪い
▶︎イリュージョンの補給
  銀座はバナナになる
  金閣寺を解体せよ
▶︎ローマから来たラストデザイナー
  インテリはローマへ行く
  体験は一瞬にしてゼロになる
▶︎額面割れする外国
  電気洗濯機は貧乏の象徴
  「こけし文学」が誕生
▶︎おばさんは原発へ行く
  おばさんは小学生
  ギャルのおじさん化とおじさんのギャル化
▶︎超能力の主張
  スプーン曲げリアルタイム
  科学教の迫害にもめげず
▶︎人生の高級的快楽
  高級はメンテナンスが大変
  高級は革命を呼ぶ
▶︎電動する日々は栄え
  生きとる電気、死んどる電気
  ニューロコンピュータは哲学を悩む ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:NESCO/文芸春秋
□date of issue:1989年 初版
□size:19.5x13.5cm
□page:254
□condition:経年なり・普通 表紙スレ 小口茶シミ

» 随筆・エッセイ
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