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紅しぼり(岡部伊都子 著)
軍国少女の一人として、旗を振って婚約者を戦地へ送り出した過去を悔い、自らの加害性を終生忘れず、ひとと社会の実相を見つめ続けた、岡部伊都子。その原点を示す、若き日々の原稿を集めた随筆集。
女学生時代に病を得て、昭和11年から敗戦に至るまで転地療養生活を送った著者は、無聊に耐える日々の想いを書き綴っては、手製の和綴じ本をつくることだけを楽しみとしていた。
1500枚に及んだその原稿の中から約100枚を厳選し、昭和26年に死の床にあった実母に送るために私家版を刊行。本書は25年の時を経て出された新装版で、美しい袋綴じ和装本が函に収められている。
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若いころ、あんなに「死」を見つめていた私が、年を重ねたいま、逆に「生」を大切に生きている。「美しく死ぬ」ための生ではなく、「心に忠実に生きる」ための生。自分の心の方向、在り方が、外目に「醜い死」となっても、それはかまわないと思うようになれた。
(「あとがき」より)
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◎Contents
1939年(17歳)
うわごと
美しき星座
死ぬ
1940年(18歳)
鬼の十八
涙
療院悲歌
1941年(19歳)
さまよい
呼吸
嘘八百
1942年(20歳)
天井恋慕
秋思
帰趨
1943年(21歳)
虹
清流
うつろい
1944年(22歳)
伽羅橋へ
わからない
ひがんばな
1945年(23歳)
雪どけ
永遠
春の宵 ほか
絶版または版元品切れ
袋綴じ和装本 内函 函
□publisher:創元社
□date of issue:1978年2刷(1976年初版)
□size: 21.5x15.3cm
□page:169
□condition:経年なり・普通 函ヤケスレ汚れ傷み小剥がれ
内函 経年シミ汚れ
※本体はきれいな状態です
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
女学生時代に病を得て、昭和11年から敗戦に至るまで転地療養生活を送った著者は、無聊に耐える日々の想いを書き綴っては、手製の和綴じ本をつくることだけを楽しみとしていた。
1500枚に及んだその原稿の中から約100枚を厳選し、昭和26年に死の床にあった実母に送るために私家版を刊行。本書は25年の時を経て出された新装版で、美しい袋綴じ和装本が函に収められている。
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若いころ、あんなに「死」を見つめていた私が、年を重ねたいま、逆に「生」を大切に生きている。「美しく死ぬ」ための生ではなく、「心に忠実に生きる」ための生。自分の心の方向、在り方が、外目に「醜い死」となっても、それはかまわないと思うようになれた。
(「あとがき」より)
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◎Contents
1939年(17歳)
うわごと
美しき星座
死ぬ
1940年(18歳)
鬼の十八
涙
療院悲歌
1941年(19歳)
さまよい
呼吸
嘘八百
1942年(20歳)
天井恋慕
秋思
帰趨
1943年(21歳)
虹
清流
うつろい
1944年(22歳)
伽羅橋へ
わからない
ひがんばな
1945年(23歳)
雪どけ
永遠
春の宵 ほか
絶版または版元品切れ
袋綴じ和装本 内函 函
□publisher:創元社
□date of issue:1978年2刷(1976年初版)
□size: 21.5x15.3cm
□page:169
□condition:経年なり・普通 函ヤケスレ汚れ傷み小剥がれ
内函 経年シミ汚れ
※本体はきれいな状態です
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