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つづりかた巴里(高峰秀子 著、藤田嗣治 装画)

つづりかた巴里(高峰秀子 著、藤田嗣治 装画)
女優生活50年を機にまとめられた随筆集。新聞、雑誌に掲載された原稿のほか、『まいまいつぶろ』『巴里ひとりある記』からも再録されている。

初めて訪れたパリでのひとり暮らし、25年間におよぶ結婚生活、女優人生におけるさまざまな出会いと別れ。自身の心のあり方にそった、率直な言葉で綴られた文章が、読むほどに胸にしみこんでくる。

衰退してゆく映画界への「弔辞」として記された〈「裏方さんよ」さようなら〉には、美術部、録音係、照明部などのイラストが著者自らによって描かれており、確かな観察眼が感じられる。

カバー画は、親交の深かった藤田嗣治によって描かれた、松山善三・高峰秀子夫妻の肖像。
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この本の表紙になっている絵は、昭和三十六年に、私たち夫婦がパリを訪ねたとき、ノミの市で古いモザイクの額をみつけ、その額の中に藤田画伯が絵を描いてくださったものである。
藤田画伯の言葉によると「お善がお秀にスミレの花束をプレゼントしているところ」だそうで、場所は向うにパリの街並みの見えるテラス。お善はひどく短足で、お秀はロングドレスを着ている。

(「私はパリで結婚を拾った」より)
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◎Contents
▶︎「巴里」と「結婚」
  私はパリで結婚を拾った
  昭和三十年三月二十六日、私は結婚した
  高峰家から松山家へ五年の歳月がかかった
  夫婦他人説を実践して十三年
  結婚十七年似た者夫婦になってきました
  結婚記念日二十年目の朝
  私たち夫婦は銀婚式を迎える
  夫婦に愛の演技はいるか
▶︎巴里ひとりある記
  パリひとりある記
  アメリカかけある記
▶︎こころの友たち
  結婚して旅行魔と化した私たち
  ミスター・高健文=シンガポール
  ミスター・ファロック・モハメド・アリー=スリランカ
  ミスター・トニー=パキスタン
  各国タクシー・ドライバー気質
▶︎私の人生劇場
  私の人生は「遊び」の旅
  顔
  年輪
  私の歴史
  私の歴史(承前)
  私が今日まで捨ててきたもの
 『二十四の瞳』小豆島ロケ先にて
▶︎ふたたび巴里ふたり旅
 「裏方さんよ」さようなら

絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:潮出版
□date of issue:1979年初版
□size:19.4x13.5cm
□page:286
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ 上端ヨレ
小口茶シミ P42-43 赤ボールペン線引き(写真9枚目)

» 随筆・エッセイ
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¥1,500 SOLD OUT

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