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天使のオムレツ - あまカラ選書(牧羊子 著、開高道子 挿画)

天使のオムレツ - あまカラ選書(牧羊子 著、開高道子 挿画)
詩人・エッセイストで、開高健の妻である牧羊子による、料理をテーマとした随想集。各章の冒頭に詩一篇を掲げ、その後にエッセイがつづく構成となっている。扉ページのイラストは、実子の開高道子。

著者は、文芸評論家・谷沢永一によって「稀代の悪妻」とも称されたが、本書では、開高健との対談なども交えて、夫唱婦随で「食文化」の深みを渉猟する姿が記されている。
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亭主 私は謎が好きだから、謎を求めたいですな。人と食物と — 人のなかには男も女もはいりますけどね。
女房 しかし、あなたを世間の人は、行動する知性派だ、いままでの日本文学のなかで、かねがね皆が望んでた、そういう新しいタイプの作家だと、こういうふうに期待されているけれども、私は信じちゃいないのよ。
亭主 ハハハ。
女房 あなたは行動する胃袋派だと思うんだよね。

(「行動する胃袋派」より)
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◎Contents
1 元始、料理は愛であった
  天使のオムレツ
  美味は二人で作る
  元始、料理は愛であった
  器のこころ
  観賞能力と創造能力
2 四季の味
  かげろう
  ひなの祭りとあやめの節句
  大阪夏祭りの味
  なりものの美しさ
  すき鍋とキャットライス
  東は東・西は西
3 華麗なる料理
  廻里花異聞(はなならぬはなのうわさ)
  百花斉放の中国料理
   そもそも私にとって料理するということは
   まずはフランス料理の話から
   中国料理に関心をもったきっかけ
   わが家の東坡肉
   楊貴妃の食べたもの
   もつは味覚の百花斉放
  私が恋したワインたち
4 ハートが胃袋
  夢
  行動する胃袋派
  ハートが胃袋 ほか

絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:KK・ロングセラーズ
□date of issue:1977年初版
□size:18.8x13.5cm
□page:243
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥1,800 SOLD OUT

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