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四季の菓子(岡部伊都子 著、前田藤四郎 挿画)

四季の菓子(岡部伊都子 著、前田藤四郎 挿画)
日常生活の中に息づく美を追求するとともに、戦争や差別など社会の実相をかたくなに見つめ続けた岡部伊都子の随筆集。

「四季の菓子」は、1974年から75年にかけて、大阪読売新聞日曜版に掲載された、日本の菓子のこころをたずねる65篇の随筆をまとめたもの。小ぶりな紙面の見開きに配置された文章と版画が織りなす、流麗かつ繊細な美意識に魅了される。

その他、雑誌に掲載された随筆を精選した「旅によせて」「くらしの美」「京の重さ」を併催。
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生柿も美しいが、干柿がまた美しい。こっくりと濃茶色の実をひとつ、朱塗りの菓子盆に置く。大きめなものは薄く切ってすこしをとりわける。菜種の花の黄に咲きかけた蕾があれば、ほんのすこし柿のそばにそえる。盆の上がぱっと明るく、春がくる。

(「干柿」より)
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◎Contents
四季の菓子
 菓子を思う
 干柿
 せんべい
 安倍川餅
 すはま
 かりんとう
 うぐいす餅
 酒まんじゅう
 節分菓子
 ドーナツ
 椿餅
 夜の梅
 雛菓子
 甘酒
 プリン
 よもぎ餅
 カスティラ
 :
旅によせて
 出発
 道づれ
 足もと
 男下駄
 船のドラマ
 ゆかたばき
 花のくずかご
 :
くらしの美
 重箱
 しゃもじ
 花ばさみ
 櫛
 :
京の重さ
 売ろうとせぬ見識
 実力豊かな京女
 手仕事の都
 四季美しく 

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:読売新聞社
□date of issue:1975年 初版
□size:17.3x15.2cm
□page:218
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
帯背ヤケ退色 小口薄くすみ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
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