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食いもの旅行(狩野近雄 著、山根冨美枝 装画・挿画)- ポケット文春 547

食いもの旅行(狩野近雄 著、山根冨美枝 装画・挿画)- ポケット文春 547
戦前戦後を通じて新聞記者として活躍した、狩野近雄。文人との交友が厚く、自らも「食の随筆家」としてひろく親しまれた。

菓子舗「鶴屋八幡」のPR誌『あまカラ』での、昭和30年代の連載を中心にまとめられた随筆集。文人たちとの交流や、新聞記者としての幅広い見聞をまじえながら、通ぶることない自然体の文章で全国のうまい店へと案内する。

1960年代〜70年代に刊行されていた新書シリーズ「ポケット文春」より。しゃれたカット画が、随所に添えられている。
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獅子文六、宮田重雄、福島慶子、菅原通済、といった顔ぶれで、名古屋へ行った。小島政二郎氏も参加の予定だったが、欠席となり、いずれにしても、これじゃあまるで、食いしん坊の大会でもあるのか、と大笑いだった。
名古屋駅につくなり、ちょうど昼めし時だったので、立派なお座敷を用意してくれたが、それはお断りして、一路、南呉服町の、味噌煮込みうどん「山本屋」へ押しかけた。文六さんなどは、こんどの名古屋行の目あては、味噌煮込みなんだよ、とすましたものである。

(「山本さんの水」より)
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◎Contents
天下の八店
東京そば記
足利の一茶庵
鍋そばとムツゴロウ
モロコずし
台所の広さ
チョットまたない
幸運のワカサギ
天然記念人
果物を食う会
大正の味
阿部さんとカツ十
稲庭うどん
ナンバンショ
東京にないもの
山本さんの水
食堂車のツケ
食いもの金メダル ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:文藝春秋社
□date of issue:1965年 初版
□size:17.3x11.3cm
□page:225
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 背ヤケ
小口くすみ

» 随筆・エッセイ
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¥1,400 SOLD OUT

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