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随筆集・旅(井上靖、上林暁、石井好子、戸塚文子ほか 著)

随筆集・旅(井上靖、上林暁、石井好子、戸塚文子ほか 著)
昭和27年〜30年に、雑誌『旅』に掲載された随筆を集めたアンソロジー。

井上靖、上林暁、徳川夢声、石井好子、小森杏奴らの名手が「旅」をテーマとして趣向を凝らし、筆を競いあうなか、編集長を務めていた戸塚文子も名を連ねている。
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私の古くからの或る親友は、私が毎晩酒を飲んでいるのを見て、「君は旅行をしようと思えば、いつでも出来るんだから、酒を飲むのをやめて、旅行し給え。酒が飲みたかったら、旅先で飲むといい」と、非常によい忠告をしてくれたことがあった。それ以来、「旅先の酒」が私の頭にこびりついている。
提灯持ちのようになるが、「旅」という雑誌を読むように奨めてくれたのも、この友人であった。

(「旅行上手と旅行下手」上林暁より)
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◎Contents
木々と小鳥と…………………………井上靖
旅から旅への暮し……………………壺井栄
意外な旅………………………………渋沢秀雄
むかしの旅……………………………野村胡堂
旅の空…………………………………中村健蔵
旅を愛するということ………………田中澄江
おちこちの味…………………………立野信之
旅行上手と旅行下手…………………上林暁
高原の宿………………………………田中虎彦
下町利生記……………………………宮川曼魚
青嵐……………………………………徳川夢声
山を愛するこころ……………………向坂逸郎
飛行医学とエアガール………………宮田重雄
温泉宿の浪曲師………………………森三千代
ひとり旅………………………………松本清張
列車食堂と駅弁の型…………………大井広介
名張は秋の漂う町……………………戸塚文子
湯の街の女……………………………川崎長太郎
船路たのしく…………………………石井好子
旅人の歓喜……………………………金森徳次郎
高原と都会の冬………………………小森杏奴
酒は旅の代用にならないという話…吉田健一
道中・路銀・手形……………………山手樹一郎
飛行機党………………………………火野葦平
小説と地図……………………………山本健吉
夢を泊めるところ……………………曽野綾子
夏海のおもいで………………………武者小路実篤
乗物・旅館にもの申す………………近藤日出造
旅は一人にかぎる……………………望月衛


絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:六月社
□date of issue:1956年 初版
□size:18.5x13.2cm
□page:200
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み折れ破れ
三方薄ヤケ 経年シミ 小口茶シミ

» 随筆・エッセイ
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