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邦坊漫文(和田邦坊 著)★難あり

邦坊漫文(和田邦坊 著)★難あり
和田邦坊は、大正〜昭和初期に新聞記者・風刺漫画家・小説家として活躍し、岡本一平と並ぶ人気を誇った。

多くの歴史教科書に掲載されている、お札を燃やしている船成金の風刺漫画(「どうだ、明るくなったろう」の台詞入り)や、映画化もされた小説『うちの女房にゃ髭がある』の作者として知られている。

本書は、〈漫文〉と称して、諧謔と風刺に富んだ漫談、コント、落語のまくらのような短文、約40篇を収録したもの。

序文に、本屋のおやじとの間で、『僕の繪は駄目かいな(頭を掻いた)』『へッへッへッ、この際は繪なしの文だけで出させて貰ひます』という会話があったと記されているが、とぼけた味わいの挿絵が4点のみ掲載されている。
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映畫館は昔は看板繪の競爭だつたが、今はネオンサインと廣告文字の競爭になつてゐる。その文字の並んだ中に一つ大い顏を掲げてる。
エノケンだ。
『今淺草で人氣者は誰ですか。』
『あの顏だよ。』
『ありや總理大臣の顏ですか。』
『コン畜生、エノケンを知らねえのか。』
といつて叱られる。エノケンなるもの、いでや見參。

(「銀座・淺草行脚」より)
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◎Contents
剥げた入墨
立志傳中の顏
おゆきの話
呆れた冨田屋八千代
女房のお水
女性漫談
獨酌
邦坊自叙傳
平凡
新案金儲け術
安さんと花嫁
四郎五郎先生の話
先づアッパッパより
不如帰
ラブシーン
議会廊下漫歩記
女の話
いなづまの源公
彼氏と泥棒
銀座・淺草行脚
夏のかういふ話 ほか

絶版または版元品切れ
ハードカバー クロス装
□publisher:新陽社
□date of issue:1936年 初版
□size:19.2x13.5cm
□page:311
□condition:経年なり・可 表紙ヤケスレ汚れ傷み
経年シミ 裏見返しラベル剥がし跡
★濡れシミ着色強

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥1,800 SOLD OUT

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