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暮しの眼鏡(花森安治 著)

暮しの眼鏡(花森安治 著)
花森安治は、『暮しの手帖』の創刊当時、その存在を知らしめる意図もあって、他雑誌への寄稿やラジオ出演を積極的に行っていた。

本書は、1953年、創元社から刊行されたエッセイ集の文庫化。主に『小説新潮』の連載記事をもとにまとめられたもの。

『暮しの手帖』での執筆とは趣を異にする、講談調を思わせる軽みのある文体で、暮しや社会の諸事万端について、自ら思うところを饒舌に語っている。
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戦争中は政府のやることみな一生けんめいに信じ、終戦後それがみなウソだと知らされて、ああそうかすみませんでしたと、またみんなそれを信じていたのに、講和発効後は、それもまたウソだといわれたのでは、たぶん今そういうのも、またウソだろう、これでは一体何を信じればよいかわからぬ、スナワチ今や僕らは何も信じるものなどなくなったのである。
ああ、深夜ひそかに僕らの胸底に鳴るものは何か。

(「それがどうした」より)
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◎Contents
いわゆる家常茶飯について
求ム貸家担当方権利金無シ
ばからしき衣裳
未完成旅行案内
食えば極楽
日本国礼法改正草案
それがどうした
そこあげ国風物誌
アジケナイ人の処世術
サラリィガール十戒
千円札の文化的使用法
奇病パリ熱
「暮しの眼鏡」という本について
解説:松浦弥太郎

ソフトカバー ダストカバー
□publisher:中公文庫
□date of issue:2008年 初版
□size:15.6x11.4cm
□page:213
□condition:経年なり・良好

» 随筆・エッセイ
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