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詩のアルバム 童詩誌「きりん」の仲間たち(足立巻一 著、坪谷令子 装幀・挿画)

詩のアルバム 童詩誌「きりん」の仲間たち(足立巻一 著、坪谷令子 装幀・挿画)
詩人で小説家の足立巻一は、1948年、まだ敗戦のあとの暗くけわしい気分の満ちていた中、「日本でいちばんうつくしい子どもの本をつくろう」という願いから、竹中郁、井上靖らとともに童詩誌「きりん」を創刊しました。

本書は、童詩誌「きりん」の歴史の中で、かつて作品をよせた子どもたちのその後を訪ね、当時の作品とともにまとめたドキュメンタリー。子どもたちの目線、そしてその成長の過程から、戦後という時代を生きる人々の姿が浮かび上がる。

1964年に刊行された初版から写真を割愛、新たにイラストを配し、創刊から終刊220号(1971年)までの年表を加えた改訂新版。
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山本剛介くんはこの春、関西学院大学商学部を卒業する。卒業したら、ブラジルのサンパウロにいく。ニワトリを飼う。それも五十万羽。だから、ニワトリのべんきょうをしなければならない。(略)
剛介くんは、小学生のころにも、ニワトリをかっていたことがあって、こんな詩をつくっている。

土曜日の晩はゆっくりする
ラジオもいい歌をうたう
週に一回
父と兄とがかんぱいするのも
土曜日だ
宝取りをしても勝つ日だ
トリもたまごをよく生む日だ
ときどきいなかへ行くのも
土曜日だ

(「ブラジルへいった剛介くん」より)
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◎Contents
石ころと望遠鏡
生きた子 死んだ子
雅代さんのアルバム
やあ! 忍者くん
かまどのなかは金の都
恵信急行電鉄社長くん
牛乳家族 ほか

絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:理論社
□date of issue:1979年 改訂版刊(1964年 初版)
□size:20.5x15.7cm
□page:275
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 
経年シミ 小口シミ

★本書の初版を下記にご用意しています。
https://narda.thebase.in/items/40940529

» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
¥2,800 SOLD OUT

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