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向田邦子ふたたび(文藝春秋編)

向田邦子ふたたび(文藝春秋編)
1983年、3回忌を機に刊行された文藝春秋臨時増刊「向田邦子ふたたび」を改訂増補した文庫版。

文壇関係者らが寄せた追悼文、弔辞、回想、本人のベストエッセイとともに、在りし日のスナップ、愛猫、愛用品などの秘蔵写真も多数収録。飛行機事故によって急逝した「向田邦子」という稀有な存在を、ふたたびこの世に蘇らせたい……という人々の想いをかたちにした一冊。
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どんなキッカケだったか、それは忘れた。
「向田邦子は、もう、五十一歳なんですよ。そんなに長くは生きられないんですよ」
と、私が言ってしまった。
「えっ? 向田邦子は五十一歳か? 本当に」
「そうですよ」
大衆作家として一本立ちするには、三十代の半ばまでに直木賞を受賞するのが理想とされている。私の発言は、カウンター・パンチのような効果があったらしい。向田邦子は非常に若く見えるのである。とくに写真の場合——。
(「向田邦子は戦友だった」山口瞳 より)
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◎Contents
向田邦子は戦友だった(山口瞳)
旅の断章(澤地久枝)
名人(山本夏彦)
マハシャイ・マミオの死(須賀三郎)
向田邦子に御馳走になった経緯(吉行淳之介)
ファントモスフェア(野坂昭如)
賢姉愚弟(本田靖春)
小姑の横綱角力(桐島洋子)ほか
●向田邦子エッセイベスト5
傷だらけの茄子 / 海苔巻の端っこ
父の風船 / ゆでたまご / スグルミ種

ソフトカバー ダストカバー
□publisher:文春文庫ビジュアル版
□date of issue:1986年 初版
□size:15.2x10.5cm
□page:254
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ

» 随筆・エッセイ
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